世界の年ごとの異常気象 ------------------ 対象期間:

この資料は1981~2010年の観測値による平年値に基づいて作成されたものです。

主な天候の特徴・気象災害

天候の特徴気象災害

概況

 年平均気温は、世界の陸上の広い範囲で平年より高く、シベリア、東アジア北東部から南部、東南アジア、南アジア南部、中央アジア、中東、ヨーロッパ中部から南部、東アフリカ東部から南部アフリカ、アラスカ、北米南部から中米、南米北部から東部、オーストラリアなどでは平年よりかなり高かった。北米中部では平年よりかなり低かった。異常高温は、モーリシャスから南アフリカでは通年で発生した他、東アジア南部から東南アジア中部、インド南部からスリランカ、ヨーロッパ南部及びその周辺、米国東部から南米北西部、ブラジル及びその周辺、オーストラリアでは頻繁に(7か月以上)発生した。また、ヨーロッパ北部から中部では、6月から7月にかけて熱波が発生し、フランスやドイツなど最高気温の国内観測記録を更新した国もあった。
 年降水量は、南アジア、中東北部から北アフリカ北部、アラスカ、米国、南米北西部などでは平年より多く、東南アジア南東部、北アフリカ西部、南米南西部、オーストラリア東部から中部などで平年より少なかった。米国本土の2019年の年降水量は、1895年以降で2番目に多く(米国海洋大気庁)、オーストラリアの2019年の年降水量は、1900年以降で最も少なかった(オーストラリア気象局)。スペイン及びその周辺、米国中西部から南東部、アルゼンチン北東部及びその周辺では異常多雨となる月が多く、マレー半島中部からジャワ島、ヨーロッパ東部から中部、カナダ南西部では異常少雨となる月が多かった。
 2019年に発生した主な異常気象・気象災害は以下のとおり。気象災害の記述は米国国際開発庁海外災害援助局とルーベンカトリック大学災害疫学研究所(ベルギー)の災害データベース(EM-DAT)や各国の政府機関・国連の発表等に基づき、人的被害や経済的損失の大きさ、地理的広がりを考慮して取り上げている。

異常気象の種類地域概況
1台風(9〜10月)北日本太平洋側〜東日本太平洋側
  • 9月の台風第15号と10月の台風第19号等により、北日本太平洋側から東日本太平洋側を中心として、河川の氾濫・決壊等の大きな被害が生じ、農林水産関係ではそれぞれ814.8億円、3,180.8億円にのぼる被害が発生した(令和元年12月5日及び12日現在、内閣府)。
2高温(1、3、5、9〜10月)東アジア北東部及びその周辺
  • 東アジア北東部及びその周辺では、1、3、5、9〜10月に異常高温となった。
  • 中国のチーリン(吉林)省イエンチー(延吉):1月の月平均気温−8.8℃(平年差+4.2℃)。
  • 大韓民国南東部のポハン(浦項):3月の月平均気温10.3℃(平年差+2.4℃)。
  • 大韓民国北東部のカンヌン(江陵):5月の月平均気温21.0℃(平年差+3.4℃)。
  • 大韓民国北西部のインチョン(仁川):9〜10月の2か月平均気温19.7℃(平年差+2.0℃)。
  • 高知県の高知:10月の月平均気温21.9℃(平年差+2.6℃)。
  • 韓国の5月と9月の月平均気温は、それぞれの月としては1973年以降で2番目、3番目に高かった(韓国気象局)。
  • 沖縄・奄美の冬(2018年12月〜2019年2月)の3か月平均気温は、冬としては1947年以降で最も高く、東日本、西日本の秋(9〜11月)の3か月平均気温は、秋としては1946年以降で最も高かった。
3高温(2〜3、6〜8月)中央シベリア北部〜中部
  • 中央シベリア北部から中部では、2〜3、6〜8月に異常高温となった。
  • 中央シベリア東部のショロゴンツィ:2月の月平均気温−28.6℃(平年差+7.7℃)。
  • 中央シベリア中部のボグチャヌイ:3月の月平均気温−1.8℃(平年差+7.9℃)。
  • 中央シベリア北部のオレニョク:6〜8月の3か月平均気温15.8℃(平年差+3.7℃)。
  • ロシアの3月の月平均気温は、3月としては1891年以降で3番目に高かった(ロシア水文気象センター)。
4大雨・台風(6〜8月)中国東部〜タイ北部
  • 中国東部からタイ北部では、6〜8月に大雨や台風第9号、第12号等により合計で240人以上が死亡したと伝えられた(中国政府、ベトナム政府、欧州委員会)。
5高温(1〜2、4〜11月)東アジア南部〜東南アジア中部
  • 東アジア南部から東南アジア中部では、1〜2、4〜11月に異常高温となった。
  • マレーシアのクアラルンプール:1〜2月の2か月平均気温28.4℃(平年差+1.3℃)。
  • インドネシアのシボルガ(スマトラ島北西部):4〜6月の3か月平均気温27.3℃(平年差+0.8℃)。
  • シンガポール:7〜9月の3か月平均気温29.0℃(平年差+1.2℃)。
  • ラオスのビエンチャン:10月の月平均気温29.0℃(平年差+1.9℃)。
  • マレーシアのクチン(カリマンタン島北西部):11月の月平均気温26.9℃(平年差+1.0℃)。
  • 香港の2019年の年平均気温は、1885年以降で最も高かった(香港天文台)。
  • シンガポールの8月、9月の月平均気温は、それぞれの月としてはともに1929年以降で最も高かった(シンガポール気象局)。
  • シンガポールの年平均気温は、2016年と並んで、1929年以降で最も高かった(シンガポール気象局)。
6少雨(6〜7、9〜11月)マレー半島中部〜ジャワ島
  • マレー半島中部からジャワ島では、6〜7、9〜11月に異常少雨となった。
  • インドネシアのスラン(ジャワ島西部):6〜7月の2か月降水量24mm(平年比14%)。
  • シンガポール:7、9月の月降水量12mm(平年比8%)、23mm(平年比14%)。
  • インドネシアのパレンバン(スマトラ島南東部):10月の月降水量54mm(平年比27%)。
  • マレーシア西部のムラカ:11月の月降水量96mm(平年比41%)。
  • シンガポールの9月の月降水量は、9月としては1869年以降で最も少なかった(シンガポール気象局)。
7大雨(3月)インドネシア東部
  • インドネシア東部では、3月の大雨により200人以上が死亡したと伝えられた(EM-DAT)。
8大雨(7〜10月)南アジア及びその周辺
  • 南アジア及びその周辺では、7〜10月の大雨により合計で2300人以上が死亡したと伝えられた(インド政府、パキスタン政府、欧州委員会)。
  • インドの9月の月降水量は、9月としては1917年以降で2番目に多かった(インド気象局)。
9高温(2〜7、11〜12月)インド南部〜スリランカ
  • インド南部からスリランカでは、2〜7、11〜12月に異常高温となった。
  • インド南部のティルバナンタプーラム:2〜7月の6か月平均気温29.6℃(平年差+1.5℃)。
  • スリランカ南西部のコロンボ:7月の月平均気温28.7℃(平年差+0.8℃)。
  • スリランカ西部のプッタラム:11月の月平均気温27.9℃(平年差+1.0℃)。
  • インド南東部のチェンナイ:12月の月平均気温26.4℃(平年差+1.1℃)。
10大雨(3〜4月)中東北部〜インド
  • 中東北部からインドでは、3〜4月の大雨により合計で370人以上が死亡したと伝えられた(インド政府、パキスタン政府、欧州委員会)。
11高温(1、5〜6、9〜10月)アラビア半島
  • アラビア半島では、1、5〜6、9〜10月に異常高温となった。
  • サウジアラビア南西部のアブハー:1月の月平均気温16.1℃(平年差+2.9℃)。
  • サウジアラビア西部のジッダ:5〜6月の2か月平均気温33.2℃(平年差+2.4℃)。
  • サウジアラビア北部のラフハー:9〜10月の2か月平均気温32.7℃(平年差+4.0℃)。
  • バーレーンの1月、10月の月平均気温は、それぞれの月としてはともに1902年以降で最も高かった(バーレーン気象局)。
12高温(6〜12月)ヨーロッパ南部及びその周辺
  • ヨーロッパ南部及びその周辺では、6〜12月に異常高温となった。
  • イタリア北東部のトリエステ:6月の月平均気温26.7℃(平年差+4.8℃)。
  • フランス中部のクレルモンフェラン:7月の月平均気温23.2℃(平年差+3.1℃)。
  • スペインのマドリード:7月の月平均気温28.0℃(平年差+2.5℃)。
  • ポーランドのワルシャワ:8月の月平均気温21.2℃(平年差+2.9℃)。
  • ギリシャ南西部のカラマタ:9月の月平均気温24.9℃(平年差+2.0℃)。
  • セルビアのベオグラード:10月の月平均気温16.0℃(平年差+3.1℃)。
  • ブルガリアのソフィア:11月の月平均気温9.7℃(平年差+4.8℃)。
  • チュニジアのチュニス/カルタゴ:12月の月平均気温15.3℃(平年差+2.2℃)。
  • ドイツの6月の月平均気温は、6月としては1881年以降で最も高く、ドイツの夏(6〜8月)の3か月平均気温は、夏としては1881年以降で3番目に高かった(ドイツ気象局)。
  • ドイツの2019年の年平均気温は、1881年以降で2番目に高かった(ドイツ気象局)。
  • フランスの夏(6〜8月)の3か月平均気温は、夏としては1900年以降で3番目に高かった(フランス気象局)。
  • フランスの2019年の年平均気温は、1900年以降で3番目に高かった(フランス気象局)。
13少雨(2、4、6〜8月)ヨーロッパ東部〜中部
  • ヨーロッパ東部から中部では、2、4、6〜8月に異常少雨となった。
  • ウクライナ南西部のウジホロド:2月の月降水量11mm(平年比22%)。
  • ポーランド西部のポズナニ:4月の月降水量7mm(平年比22%)。
  • ドイツ南東部のホーフ:6〜8月の3か月降水量100mm(平年比43%)。
14熱波(6〜7月)ヨーロッパ北部〜中部
  • ヨーロッパ北部から中部では、6〜7月に熱波が発生した。
  • フランスでは、6月24日〜7月7日、7月21〜27日の2回にわたって広域で熱波が発生し、これらの熱波により死者が推定で1400人以上増加したと伝えられた(フランス政府)。
  • フランス南部のヴェラルグでは、6月28日に46.0℃の日最高気温を観測し、フランスの国内最高記録を更新した。フランスのパリでは、7月25日に42.6℃の日最高気温を観測し、同地点が観測を開始した1872年以降の最高記録を更新した(フランス気象局)。
  • ドイツ北西部のリンゲンでは、7月25日に42.6℃の日最高気温を観測し、ドイツの国内最高記録を更新した(ドイツ気象局)。
  • オランダ南部のギルゼ・レイエンでは、7月25日に40.7℃の日最高気温を観測し、オランダの国内最高記録を更新した(オランダ気象局)。
  • ベルギー北部のベガイネンデイクでは、7月25日に41.8℃の日最高気温を観測し、ベルギーの国内最高記録を更新した(ベルギー気象局)。
  • ルクセンブルク中部のスタンセルでは、7月25日に40.8℃の日最高気温を観測し、ルクセンブルクの国内最高記録を更新した(ルクセンブルク政府)。
  • イギリス南東部のケンブリッジでは、7月25日に38.7℃の日最高気温を観測し、イギリスの国内最高記録を更新した(イギリス気象局)。
15多雨(4、8〜9、11月)スペイン及びその周辺
  • スペイン及びその周辺では、4、8〜9、11月に異常多雨となった。
  • スペイン南東部のムルシア:4、9月の月降水量123mm(平年比449%)、218mm(平年比566%)。
  • スペインのマドリード:8月の月降水量58mm(平年比652%)。
  • スペイン北部のオビエド:11月の月降水量358mm(平年比293%)。
  • スペイン南東部では、9月に洪水が発生した。同国として1879年以来最悪の洪水とみられ(スペイン気象局)、24億米国ドルにのぼる経済被害が発生したと伝えられた(EM-DAT)。
16高温(7〜9、11〜12月)西アフリカ西部〜中部アフリカ西部
  • 西アフリカ西部から中部アフリカ西部では7〜9、11〜12月に異常高温となった。
  • トーゴ北部のサンサネマンゴ:7〜9月の3か月平均気温27.4℃(平年差+1.2℃)。
  • セネガル南部のコルダ:7〜9月の3か月平均気温28.1℃(平年差+1.0℃)。
  • マリ南西部のブグニ:11月の月平均気温28.6℃(平年差+2.3℃)。
  • コンゴ共和国南西部のポワントノワール:12月の月平均気温27.3℃(平年差+1.1℃)。
17大雨(10〜12月)東アフリカ北部〜西部
  • 東アフリカ北部から西部では、10〜12月の大雨により、合計で400人以上が死亡したと伝えられた(ジブチ政府、国連人道問題調整事務所、欧州委員会)。
18高温(1〜12月)モーリシャス〜南アフリカ
  • モーリシャスから南アフリカでは、1〜12月に異常高温となった。
  • モーリシャスのロドリゲス島:1〜2月の2か月平均気温28.0℃(平年差+1.2℃)。
  • 南アフリカ中部のキンバリー:3、6月の月平均気温24.9℃(平年差+3.2℃)、12.7℃(平年差+2.7℃)。
  • トロムラン島:4月の月平均気温28.8℃(平年差+1.2℃)。
  • 南アフリカ北西部のアピントン:5月の月平均気温20.9℃(平年差+4.3℃)。
  • グロリューズ諸島:7〜11月の5か月平均気温26.8℃(平年差+1.1℃)。
  • マダガスカルのアンタナナリボ:12月の月平均気温22.0℃(平年差+1.5℃)。
19サイクロン(3〜4月)東アフリカ南部
  • 東アフリカ南部では、3月のサイクロン「IDAI」と、4月のサイクロン「KENNETH」により、合計で1000人以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会)。
20高温(2〜3、6〜7、9月)アラスカ及びその周辺
  • アラスカ及びその周辺では、2〜3、6〜7、9月に異常高温となった。
  • 米国のアラスカ州バロー:2〜3月の2か月平均気温−14.7℃(平年差+10.6℃)。
  • 米国のアラスカ州アンカレジ:6〜7月の2か月平均気温17.2℃(平年差+3.3℃)。
  • 東シベリア東部のウランゲル島:6〜7月の2か月平均気温4.5℃(平年差+2.7℃)。
  • 米国のアラスカ州コールドベイ:9月の月平均気温11.1℃(平年差+2.1℃)。
  • 米国アラスカ州の3月、6月、7月の月平均気温は、それぞれの月としては1925年以降で1番目、2番目、1番目に高かった(米国海洋大気庁)。
  • 米国アラスカ州の2019年の年平均気温は、1925年以降で最も高かった(米国海洋大気庁)。
21少雨(3、5、11月)カナダ南西部
  • カナダ南西部では、3、5、11月に異常少雨となった。
  • カナダのブリティッシュコロンビア州サンドスピット:3、5、11月の月降水量34mm(平年比30%)、6mm(平年比11%)、98mm(平年比54%)。
22多雨(2、4〜5、9〜10月)米国中西部〜南東部
  • 米国中西部から南東部では、2、4〜5、9〜10月に異常多雨となった。
  • 米国のウィスコンシン州グリーンベイ:2月の月降水量79mm(平年比335%)、9〜10月の2か月降水量350mm(平年比258%)。
  • ノースカロライナ州アシュビル:4月の月降水量228mm(平年比265%)。
  • イリノイ州シカゴ:5月の月降水量210mm(平年比226%)。
  • 米国本土の2月と5月の月降水量は、それぞれの月としてはともに1895年以降で2番目に多く、米国北部の9月の月降水量は、9月としては1895年以降で3番目に多かった(米国海洋大気庁)。
  • 米国本土の冬(2018年12月〜2019年2月)の3か月降水量は、冬としては1896年以降で最も多く、米国本土の2019年の年降水量は1895年以降で2番目に多かった(米国海洋大気庁)。
23ハリケーン(9月)米国東部〜バハマ
  • 米国東部からバハマでは、9月のハリケーン「DORIAN」により70人以上が死亡したと伝えられた(米国政府、バハマ政府)。バハマでは34億米国ドルにのぼる経済被害が発生したと伝えられた(米州開発銀行)。
24高温(2、5〜12月)米国東部〜南米北西部
  • 米国東部から南米北西部では、2、5〜12月に異常高温となった。
  • 米国のノースカロライナ州ハタラス岬:2月の月平均気温14.0℃(平年差+5.6℃)。
  • 米国のテキサス州ブラウンズビル:5〜6月の2か月平均気温29.8℃(平年差+1.9℃)。
  • メキシコ中部のグアナフアト:7〜10月の4か月平均気温21.5℃(平年差+2.3℃)。
  • 米国のフロリダ州マイアミ:9〜10月の2か月平均気温29.1℃(平年差+1.8℃)。
  • メキシコのメキシコシティ:11月の月平均気温17.2℃(平年差+2.1℃)。
  • コロンビアのボゴタ:12月の月平均気温14.2℃(平年差+1.1℃)。
  • 米国南東部の5月と10月の月平均気温は、それぞれの月としては1895年以降で2番目、3番目に高く、米国本土の9月の月平均気温は、9月としては1895年以降で2番目に高かった(米国海洋大気庁)。
  • 米国南東部の2019年の年平均気温は、1895年以降で最も高かった(米国海洋大気庁)。
25高温(1〜2、5〜6、8〜12月)ブラジル及びその周辺
  • ブラジル及びその周辺では、1〜2、5〜6、8〜12月に異常高温となった。
  • ブラジル東部のボンジェズスダラパ:1〜2月の2か月平均気温28.9℃(平年差+2.8℃)、12月の月平均気温30.2℃(平年差+4.3℃)。
  • ブラジル南東部のサンパウロ:5〜6月の2か月平均気温20.0℃(平年差+2.3℃)。
  • ブラジル北部のイタイツーバ:8〜9月の2か月平均気温29.2℃(平年差+1.2℃)。
  • アルゼンチン北東部のイグアス:10〜11月の2か月平均気温25.2℃(平年差+2.3℃)。
26多雨(1、3、6月)アルゼンチン北東部及びその周辺
  • アルゼンチン北東部及びその周辺では、1、3、6月に異常多雨となった。
  • アルゼンチン北東部のパソデロスリブレス:1月の月降水量622mm(平年比423%)。
  • アルゼンチン北東部のポサダス:3月の月降水量382mm(平年比257%)。
  • ウルグアイ西部のパイサンドゥ:6月の月降水量297mm(平年比428%)。
27高温(1、3、7、9〜12月)オーストラリア
  • オーストラリアでは、1、3、7、9〜12月に異常高温となった。
  • オーストラリア南東部のシドニー:1、7、11月の月平均気温26.0℃(平年差+3.1℃)、14.6℃(平年差+2.1℃)、22.0℃(平年差+2.2℃)。
  • オーストラリア東部のティワンティン:3月の月平均気温25.6℃(平年差+1.9℃)。
  • オーストラリア南部のユークラ:9〜10月の2か月平均気温18.4℃(平年差+2.5℃)。
  • オーストラリアのキャンベラ:12月の月平均気温22.4℃(平年差+3.6℃)。
  • オーストラリアの1月、3月、10月、12月の月平均気温は、それぞれの月としては1910年以降で1番目、1番目、3番目、1番目に高かった。オーストラリアの夏(2018年12月〜2019年2月)の3か月平均気温は、夏としては1911年以降で最も高く、オーストラリアの秋(3〜5月)の3か月平均気温は、秋としては1910年以降で3番目に高かった。
  • オーストラリアの2019年の年平均気温は、1910年以降で最も高かった(オーストラリア気象局)。
年平均気温偏差規格化階級分布図

年平均気温偏差規格化階級分布図

年降水量平年比階級分布図

年降水量平年比階級分布図


異常高温・異常低温出現頻度分布図

異常高温・異常低温出現頻度分布図

異常多雨・異常少雨出現頻度分布図

異常多雨・異常少雨出現頻度分布図

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