2006年5月の九州南部の日照不足<<関連資料>>

半旬平均200hPa流線関数および平年偏差(2006年5月6日~10日平均)

図1 半旬平均200hPa流線関数(等値線)および平年偏差(陰影)(2006年5月6日~10日平均)

半旬平均850hPa流線関数および平年偏差(2006年5月6日~10日平均)

図2 半旬平均850hPa流線関数(等値線)および平年偏差(陰影)(2006年5月6日~10日平均)

太平洋高気圧が、この時期に北へ大きく張り出した要因

  • 日本付近は気圧の尾根となったため、上空の偏西風が日本付近で北へ蛇行したことにより、その下層にある太平洋高気圧を強化したと考えられます(図1)。
  • さらに、フィリピンの東の対流活動(5月10日に台風第1号となった)が活発であったことも日本付近の太平洋高気圧が強められた要因です(図2)。