鹿児島の大雪《関連資料》
図1 半旬平均500hPa高度(等値線)および平年偏差(陰影)(半旬平均、2010年12月27日~31日)
暖色系(寒色系)は平年より気圧が高い(低い)領域
- 日本付近に顕著な気圧の谷が見られ、大陸の寒冷な空気が日本付近に運ばれています。
図2 半旬平均850hPa気温(等値線)および平年偏差(陰影)(半旬平均、2010年12月27日~31日)
暖色系(寒色系)は平年より気温が高い(低い)領域
- 大陸から西日本にかけて冷たい空気が流れ込んできました。
図3 半旬平均海面気圧(等値線)および平年偏差(陰影)(半旬平均、2010年12月27日~31日)
暖色系(寒色系)は平年より気圧が高い(低い)領域
- 日本付近を通る低気圧が東海上で発達したため、日本付近は気圧が低くなり西高東低の気圧配置が強まりました。
図4 気温平年差、降水量平年比、日照時間平年比(半旬平均、2010年12月27日~31日)
- 西日本を中心に低温・寡照、日本海側を中心に多雨となりました。
図5 九州・山口県周辺海域 旬平均海面水温の平年差(2010年12月21日~31日平均)
図6 九州・山口県周辺海域 旬平均海面水温(2010年12月21日~31日平均)
甑島から種子島・屋久島にかけては、図5のとおり海面水温が平年より1℃程度低いですが、九州の西海上には黒潮から分流した対馬暖流が流れていて海面水温(図6)は概ね18~20℃あり、下層の強い寒気と相まって雪雲が発生しやすい状態でした。