平年と大きく異なる現象についてのコラム  「関東甲信地方の大雪の例~2014年2月の例~」

2014年2月13日に発生した低気圧について

2014年2月13日に発生した低気圧は、前線を伴って、発達しながら本州の南岸を北東へ進みました。

この低気圧の影響で、西日本から北日本にかけての太平洋側を中心に広い範囲で降雪となり、特に関東甲信地方では、14日夜から15日を中心に降雪が強まり、記録的な大雪となったところがありました。なお、関東甲信地方においては、1週間前の2月8日から9日にかけても大雪となっており、2週続けての大雪となりました。

2014年2月15日03時の天気図

2014年2月15日03時の天気図

低気圧の経路図

積雪の状況(写真)

2013年12月から2014年2月までの雪について

この低気圧の影響により、主に2月13日から16日までの間に、山梨県甲府市甲府で114cm、群馬県前橋市前橋で73cm、埼玉県熊谷市熊谷で62cmとなるなど、各地で観測史上1位の最深積雪を更新しました。

2013年12月から2014年2月までの最深積雪

2013年12月から2014年2月までの最深積雪(cm)

2013年12月から2014年2月までの積雪差合計及び平年比

降雪量(cm)

(積雪差合計)

平年比(%)

東京49490
熊谷106589
宇都宮56243
水戸24171
銚子00
前橋106558
長野16170
甲府158632
横浜44400