平年と大きく異なる現象についての参考情報

    「大雪事例における参考資料(2014年2月の例)」

本州付近に強い寒気があるところに、本州南岸付近を低気圧がゆっくり東進したことにより、大雪になりやすい状況となりました。

大気の流れの模式図

2014年2月の日本付近における循環場月平均および平年偏差分布図

アリューシャン付近は500hPa高度や海面気圧で正偏差となっていて、ブロッキング高気圧が形成されていたことがわかります。

シベリア付近の海面気圧は正偏差となっていて、シベリア高気圧が強く、大陸の強い寒気が流れ込みやすい環境であったと言えます。

東シナ海から本州南海上にかけて海面気圧が負偏差で、850hPa温度の等温線は狭くなっており、低気圧が発生・発達しやすい場でした。

日本の南東は弱い正偏差となっており、低気圧の発達に伴い、南東から暖かく湿った空気が入りやすくなっていました。

500hPa高度および平年偏差分布図

500hPa高度および平年偏差分布図

850hPa温度および平年偏差分布図

850hPa温度および平年偏差分布図

海面気圧および平年偏差分布図

海面気圧および平年偏差分布図