エルニーニョ監視速報(No.406)  <監視・予測資料>
気象庁 大気海洋部
令和8年7月10日

各監視指数(2026年6月)

  • エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差は+1.9℃
エルニーニョ現象等監視海域とインド洋ダイポールモード指数を計算する際に使用する海域
エルニーニョ現象等監視海域とインド洋ダイポールモード指数を計算する際に使用する海域(上図)
NINO.3 : エルニーニョ監視海域    NINO.WEST : 西太平洋熱帯域    IOBW : インド洋熱帯域    WIN, EIN : IOD監視海域
(a) エルニーニョ監視海域の
海面水温の基準値*との差
 (℃)

NINO.3
エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の最近10年間の経過を示した時系列グラフ
(b) 南方振動指数**

TAHITI - DARWIN
南方振動指数の最近10年間の経過を示した時系列グラフ
(c) 西太平洋熱帯域の
海面水温の基準値*との差
 (℃)

NINO.WEST
西太平洋熱帯域の海面水温の基準値との差の最近10年間の経過を示した時系列グラフ
(d) インド洋熱帯域の
海面水温の基準値*との差
 (℃)

IOBW
インド洋熱帯域の海面水温の基準値との差の最近10年間の経過を示した時系列グラフ
(e) インド洋ダイポール
モード指数 (℃)***

IOD (=WIN-EIN)
インド洋ダイポールモード指数の最近10年間の経過を示した時系列グラフ
図3 各監視指数の最近10年間の経過
折線は月平均値、滑らかな太線は (a)~(d)は5か月移動平均値、(e)は3か月移動平均値を示す。(a)〜(d)の赤色の陰影はエルニーニョ現象の発生期間を、青色の陰影はラニーニャ現象の発生期間を示している。(e)のインド洋ダイポールモード(IOD)現象の指数の赤色の陰影は正のIOD現象の発生期間を、青色の陰影は負のIOD現象の発生期間を示し、エルニーニョ現象(ラニーニャ現象)と同時に発生していた正(負)のIOD現象の発生期間には、陰影に加えてハッチを施している。
*基準値はその年の前年までの 30年間の各月の平均値((c)西太平洋熱帯域と(d)インド洋熱帯域では30年間の変化傾向による上昇分を加えている)。
**南方振動指数はタヒチとダーウィン (TAHITI と DARWIN  上図に位置を示した) の地上気圧の差を指数化したもので、貿易風の強さの目安の1つであり、正(負)の値は貿易風が強い(弱い)ことを表している。指数の算出に用いた気圧の平年値は1991〜2020年の30年平均値。
***インド洋ダイポールモード指数はWIN(西極)とEIN(東極)の差で計算される。インド洋ダイポールモード指数の計算方法の詳細は令和4年度季節予報研修テキストを参照。
表 エルニーニョ監視海域の海面水温と南方振動指数の最近1年間の値
エルニーニョ監視海域における基準値との差の5か月移動平均値で、下線付きの値は+0.5℃以上となった月を、斜字体 の値は-0.5℃以下となった月を示す。海面水温と南方振動指数の最新月は速報値である。
2025年 2026年
7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月
月平均海面水温(℃) 25.8 24.9 24.4 24.5 24.5 24.5 25.2 26.5 27.5 28.3 28.4 28.5
基準値との差(℃) 月平均値 -0.1 -0.3 -0.5 -0.5 -0.5 -0.6 -0.4 +0.1 +0.3 +0.7 +1.2 +1.9
5か月移動平均値 -0.3 -0.3 -0.4 -0.5 -0.5 -0.4 -0.2 0.0 +0.4 +0.8
南方振動指数 +0.9 +0.6 0.0 +1.2 +1.3 -0.2 +0.9 +1.0 +1.0 -0.6 -1.5 -2.5
次回発表予定日時:8月10日14時

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