銚子地方気象台長からのメッセージ

 銚子地方気象台のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 銚子地方気象台長の白石 昇司(しらいし しょうじ)です。

【気象台の概要】

 銚子地方気象台は、明治19年(1886年)9月に海運会社を中心に設立された私立銚子測候所を起源とし、その後、県立を経て国営移管され、昭和32年(1957年)に地方気象台となって今を迎えます。
 当台は千葉県を管轄する気象官署として気象警報・注意報や天気予報等を発表しているほか、千葉県内の気象や地震の観測・監視、及び施設の保守管理を行っています。

【千葉県の気象・地震等】

 わが国では毎年のように集中豪雨や台風による被害が相次いで発生しており、近年は線状降水帯に代表されるように、短時間に集中して雨が降ることが増えています。千葉県においても、近年では、2019年に「令和元年房総半島台風」や「令和元年東日本台風」等、2023年には台風第13号による大雨で甚大な被害が生じたほか、突風や降ひょう等による被害も頻繁に出ています。
 一方、千葉県に甚大な被害が想定されている南海トラフ地震について、今後30年以内の発生確率が70~80%と、発生の切迫性が高まっているところです。

【メッセージ】

 わたしは、銚子地方気象台長として、防災の最前線に立つ千葉県や県内54の市町村、国の防災関係機関との連携を密にし、報道機関などの協力もいただきながら、自然災害による人的・社会経済的な影響を軽減するため、次のような取組を推進します。

○平時の取り組み

  • わかりやすい防災気象情報の提供に努めます。
  • 自治体や防災関係機関、報道機関等との連携強化を図ります。
  • 住民のみなさんに向けた防災情報の普及啓発に積極的に取り組みます。
  • ○緊急時の取り組み

  • 重大な災害が発生する可能性がある場合は、気象台が抱く危機感を自治体の首長や防災責任者と共有し、自治体の防災対応を即時的に支援します。
  • 自治体の応急復旧活動を支援するため、気象庁防災対応支援チーム(JETT)を派遣し、適時的確な防災情報の提供・解説を実施します。

  • 【プロフィール】

     氏名:白石 昇司(しらいし しょうじ)
     出身:福岡県北九州市
     生年:昭和43年(1968年)
     略歴:
     昭和62年(1987年)4月 気象庁採用(気象大学校)
     平成28年(2016年)4月 福岡管区気象台 地球環境・海洋課長
     平成30年(2018年)4月 気象庁 海洋気象課 沿岸防災情報調整官
     令和2年(2020年)10月 気象庁 気象リスク対策課 沿岸防災情報調整官
     令和4年(2022年) 4月 長崎地方気象台 台長
     令和6年(2024年) 4月 現職


    台長メッセージ