青森地方気象台長からのメッセージ

台長の齊藤 重隆(さいとう しげたか)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
青森県は本州最北端に位置し、三方を海に囲まれ八甲田山や岩木山、白神山地など山々の豊富な恵みもあり
豊かな自然を享受できるところです。また、風光明媚な地域であるため見どころも沢山あります。
その一方で自然は時として様々な要因で自然災害をもたらします。地球温暖化の影響で豪雨災害が激甚化、
頻発化しているといわれており、青森県でも令和3年と4年に低気圧や前線による大雨で多くの被害が発生し、
令和5年は記録的な猛暑や大雨による被害もありました。また、青森県は、日本海溝・千島海溝で想定される
巨大地震と津波、4つの活火山を有していることでの火山活動への脅威もあります。
このような自然災害から可能な限り被害を軽減させるべく、気象台では様々な防災情報を発信しており、
気象台が発信する防災情報を効果的に活用いただくよう、平時から国の防災機関や県、市町村との連携の強化や、
防災知識の普及活動など地域の防災力向上に取り組んでおります。
また、緊急時には県や市町村へ気象台職員を派遣し解説業務を行うなどの地域防災支援に力を入れております。
いざという時に皆さま一人ひとりが身を守る行動をとっていただけるよう、地域に寄り添った情報の発信や解説を行い、
信頼される気象台として職員一同取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
令和6年4月
青森地方気象台長 齊藤 重隆