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伊豆大島 有史以降の火山活動

有史以降の火山活動(▲は噴火年を示す)

年代現象活動経過・被害状況等
▲680(天武天皇8)年 噴火? 日本書紀:京都で東から鳴響。大島噴火?
▲684(天武天皇12)年 噴火? 日本書紀:京都で東から鳴響。大島噴火?伊豆嶋の西北二面が自然増益。「伊豆嶋」は大島か?
▲700 年? 中規模:マグマ噴火 火砕物降下(N4.2)。噴火場所は山頂北側割れ目火口列。マグマ噴出量は0.008 DREkm3。(VEI3)
▲713 年? 大規模:マグマ噴火 火砕物降下(N4.0)。噴火場所は山頂火口。マグマ噴出量は0.08 DREkm3。(VEI4)
▲822 年? 中規模:マグマ噴火 火砕物降下(N3.2)。噴火場所は山頂南側?カルデラ内割れ目火口列。マグマ噴出量は0.006 DREkm3。(VEI3)
▲838 年? 中規模:マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火 8 月頃?火砕物降下(N3.0)。噴火場所は山頂火口、波浮港マール、スリバチ火口。
マグマ噴出量は0.02 DREkm3。(VEI3)
▲838~ 886 年の間のいずれか 大規模:マグマ噴火、水蒸気噴火 火砕物降下(N2.0)。噴火場所は山頂火口。
マグマ噴出量は0.06 DREkm3。(VEI4)
※ 856 年(日本文徳天皇実録)に「安房国降灰」とあり、これに相当する可能性がある。
▲838~ 886 年の間のいずれか、または1112(天永3)年 大規模:マグマ噴火、水蒸気噴火 火砕物降下、溶岩流(N1.0)。噴火場所は山頂火口、南南東山腹。
マグマ噴出量は0.25 DREkm3。(VEI4)
詳細な年代は未確定。
▲1183 年? 大規模:マグマ噴火 火砕物降下(Y6.0)。噴火場所は山頂火口。マグマ噴出量は0.04 DREkm3。(VEI4)
▲1245 年? 小規模:マグマ噴火 火砕物降下(Y5.6)。マグマ噴出量は0.0003 DREkm3。(VEI1)
▲1307 年? 中規模:マグマ噴火 火砕物降下、溶岩流(Y5.2) 。噴火場所は北西側割れ目火口列。
マグマ噴出量は0.011 DREkm3。(VEI3)
▲1338(延元3)年 中規模:マグマ噴火 9 月中旬~ 11 月中旬?火砕物降下(Y5.0)。噴火場所は山頂火口。
マグマ噴出量は0.03 DREkm3。(VEI3)
▲1417 年? 中規模:マグマ噴火 火砕物降下(Y4.2)。噴火場所は山頂火口。
マグマ噴出量は0.0008 DREkm3。(VEI2)
1416(応永23 年)の噴火の可能性あり。
▲1421(応永28)年 大規模:マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火 5 月5 日。火砕物降下、溶岩流(Y4.0)。噴火場所は山頂火口、南側割れ目火口列。
マグマ噴出量は0.23 DREkm3。(VEI4)
▲1442~ 43(嘉吉2~3)年 噴火
▲1471 年? 中規模:マグマ噴火 火砕物降下(Y3.8)。噴火場所は山頂火口。
マグマ噴出量は0.003 DREkm3。(VEI2)
▲1552(天文21)年 大規模:マグマ噴火 天文(Y3)噴火。10 月7 日から始まり10 月26 日までには終了。火砕物降下、溶岩流。噴火場所は山頂火口。
マグマ噴出量は0.16 DREkm3。(VEI3)
▲1600(慶長5)年4 月又は1601(慶長6)年 噴火 伊豆七島明細記:大島で「山焼」。
▲1612(慶長17)又は1613(慶長18)年 噴火 伊豆七島明細記:大島で「山焼」。
▲1623(元和9 又は10)年 噴火 「熱海名代代々手控」に記載あり。
▲1634(寛永11 又は12)年 噴火 「熱海名代代々手控」に記載あり。
▲1636(寛永13)又は1637(寛永14)年 噴火
▲1637~ 38(寛永14~15)年 噴火 伊豆七島明細記、合津旧事雑考:1637 年8 月26 日~1638 年4 月。
山焼,自焼。
▲1684~ 90(天和4~元禄3)年 大規模:マグマ噴火、水蒸気噴火 天和(Y2)噴火。1684 年2 月14 日~。火砕物降下、溶岩流。噴火場所は山頂火口。
3 月末から約1 ヶ月間の噴火は激しく、溶岩を北東海岸にまで流出。
山頂火口はこの時に現在の三原火口のように大きな火口になったといわれる。地震多発し、家屋倒壊。「貞享の大噴火」といわれている。噴出物3.5×108 トン。火山活動は7 年間続いた。
マグマ噴出量は0.12 DREkm3。(VEI4)
▲1695(元禄8)年 噴火 4 月14 日~。
▲1777~ 92(安永6~寛政4)年 大規模:マグマ噴火、水蒸気噴火 安永(Y1)噴火。8 月31 日~。噴火場所は山頂火口、山頂北側斜面、山頂南東側斜面。
多量の溶岩を流出し、先端は海中に達した。77 年8 月31 日、三原山山頂火口から噴火が始まり爆発音、地震を伴ってスコリアが全島に降下。翌月、翌々月にかけてしばしば爆発し、少量の溶岩流出。
1778 年4 月27 日溶岩流出。1778 年11 月6 日溶岩流出、南西方に流れたものは野増(のまし)・差木地(さしきぢ)間の赤沢でとまり、11 月15 日の北東方への溶岩流出はカルデラ床を埋め、さらに外輪山から東に流下して海に達した。12 月21 日には泉津(せんづ)で煙や火を上げた。1779 年に入って活動次第に弱まる。「安永の大噴火」といわれる。噴出物6.5×108 トン。
1783(天明3)年噴火:降灰。1784(天明4)年:噴火。1786(天明6)年:噴火? 1789(寛政元)年頃噴火:降灰。(1777 年に始まった安永の噴火は1792 年頃終った。)
マグマ噴出量は0.2 DREkm3。(VEI4)
▲1803(享和3)年 噴火? 火砕物降下。降灰、江戸に降灰。
▲1821(文政4)年 中規模:マグマ噴火 火砕物降下。噴火場所は山頂火口。マグマ噴出量は0.008 DREkm3。(VEI3)
▲1822~ 24(文政5~7)年 中規模:噴火 火砕物降下。降灰砂、農作物被害。(天保年間)噴煙多量。(天保年間とは1830~ 1843 年)
マグマ噴出量は0.008 DREkm3。(VEI3)
▲1846(弘化3)年 噴火 火砕物降下。降灰。
▲1870(明治3)年 噴火 火砕物降下。降灰。
▲1876~ 77(明治9~10)年 中規模:マグマ噴火 1876 年噴火。12 月~2 月。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
活動は火口内にとどまったが噴石丘(Naumann 丘)を生成。
マグマ噴出量は0.0008 DREkm3。(VEI2)
▲1887~1909(明治20~42)年 噴火 1876~ 1877 年の活動期にNaumann 丘を除けば平坦であった火口底は、少なくとも1887 年には縦穴状火孔が生じ、1896 年に火口底に凹部が生じ赤熱溶岩が露出。1907 年に火口壁の陥落により火口は拡大し直径160m に達した。1909 年まで火口陥没と小規模な噴火活動が続いた。
▲1912~14(明治45~大正3)年 中規模:マグマ噴火 1912-14 年噴火。火砕物降下, 溶岩流。噴火場所は山頂火口。
1912 年2 月23 日から中央火口で溶岩流出。3 月21 日には中央火口は溶岩と噴石で埋められた。4 月2 日から割れ目火口を形成。多数の噴出口から流出した溶岩が火口底を覆い(溶岩の厚さ35m)、また噴石丘(中村山)が成長したが、6 月10 日活動一旦休止。7 月27日から火口底に約10 個の噴出孔が開口、爆発音を発し、周囲に小噴石丘形成。この活動で、火口の南東半分が陥落、火口底より27m低くなる。3 日間で休止。9 月16 日から活動再開、火口南西部の噴出孔から多量の溶岩流出、噴石丘生成(大森山)。溶岩が7 月の陥没部を埋め、噴石丘(大森山)は中村山の10 倍の容積に成長し、中村山は噴石丘と溶岩層の下に埋没、頂部を残すのみとなる。10 月30日に活動休止。しかし1913 年1 月14 日から火口底の陥落が始まり、9 月には大森山も崩壊して半分が欠けた。
1914 年5 月15 日から活動再開。16~ 18 日が最盛期。4 個の噴石丘生成。火口底には溶岩池。噴出物によりNaumann 丘、中村山、大森山は埋没。活動次第に低下し5 月26 日に活動休止。噴出物3×107m3
マグマ噴出量は0.031 DREkm3。(VEI2)
▲1915(大正4)年 マグマ噴火 10 月10 日~10 月末。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。黒煙、爆発音。
▲1919(大正8)年 噴火 5月18日~12月23日。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。ときどき噴火。噴石丘の生成崩壊。
▲1922~23(大正11~12)年 中規模:マグマ噴火 12 月8 日~1 月30 日。火砕物降下、溶岩流。噴火場所は山頂火口。爆発音、溶岩流出。
マグマ噴出量は0.0062 DREkm3。(VEI1)
▲1933~ 34(昭和8~9)年 マグマ噴火 33年10~11月。34年4月15-19日。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。小溶岩流出(33年)。黒煙、鳴動(34年)。
▲1935(昭和10)年 マグマ噴火 4月26日。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。溶岩噴出。
 1936(昭和11)年 地震 5月4~5日に地震が頻発。
▲1938(昭和13)年 小規模:マグマ噴火 8 月11 日。噴火場所は山頂火口。
6 月に地震群発。8 月に溶岩噴出。
マグマ噴出量は0.00004 DREkm3。(VEI1)
▲1939(昭和14)年 マグマ噴火 1、2、7月、9月2、3、16日。噴火場所は山頂火口。
火砕物降下。1月噴煙多量。2 月噴石、鳴動。7 月噴煙多量、鳴動、火映。9 月小爆発、火口底に溶岩池。9~ 10 月及び12 月地震群発。
▲1940(昭和15)年 マグマ噴火 8月18、19日。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
3月に地震群発。8月に噴火、黒煙多量、火山弾、火山礫、降灰のため農作物に被害。
 1941(昭和16)年 地震 9、10月。
 1942(昭和17)年 地震 4、8、11月。
1943~44(昭和18~19)年 地震 12月~1月。
 1944(昭和19)年 地震 2、4、5、12月。
 1948(昭和23)年 地震 12月。
 1949(昭和24)年 地震 4月。
▲1950~ 51(昭和25~26)年 中規模:マグマ噴火 1950-51年噴火。50年7月16日~9月23日。51年2月4日~6月28日。火砕物降下、溶岩流。噴火場所は山頂火口。
1950年7月16日に旧火口(直径300m、深さ150m)の南東側火口壁から噴火。赤熱噴石が火口上200m程に頻繁に上がる。火口底で溶岩噴出。
7月26日噴石丘形成、8月29日には三原山最高峰(755m)の高さにせまる。8月末には溶岩は火口底を埋め、9月13日には火口縁北西部からカルデラ床に流出。9月23日には噴石活動休止、9月28日頃溶岩流も停止。7月と9月に島内各地で、地磁気伏角の測定が実施されたが、この間にカルデラ内で最大30′に及ぶ伏角減少が認められた。
1950年8、9月地震群発。
1951年2月4日に噴火再開、噴火地点は前年形成された火口の北西約200m。火口底から溶岩流出、2月下旬には火口縁から溢出し数条の溶岩流となり3月半ばその先端はカルデラ壁に達したが4月に入り活動は急速に衰退した。4月16日に3度目の活動、火口底に溶岩湖出現。
その後噴火を繰り返し、特に6月14日頃は活発で爆発音は海岸に達し、噴煙の高さ5000m。火口付近の地形は一変し、火口底には直径300m、深さ30mの陥没口生成。6月28日以後数日のうちに火口中央部の陥没は50mに達し、旧来の中央火口が再現され、噴石丘も北半分は崩壊した。噴出物総量3×107m3
マグマ噴出量は0.024 DREkm3。(VEI2)
 1952(昭和27)年 地震 10、12月。
 1953(昭和28)年 地震 1月、5月、6月。
▲1953~54(昭和28~29)年 小規模:マグマ噴火 53年10月5-12日、11月11、12日、12月1-18日、12月29日。54年1月16日、1月27、31日~2月8日。火砕物降下、溶岩流。噴火場所は山頂火口。
1953年10月5日に1951年に生成の噴石丘北側中腹で噴火、噴石活動。
11月9日は10月噴火火口の東30mで噴石活動、溶岩流出。12月1日から翌年2月にかけしばしば噴火、噴石活動、溶岩流出、新火口生成。
噴出物総量4×105m3。西岸野増では1953年から翌年2月にかけて約4′に及ぶ地磁気偏角の西偏が観測された。
マグマ噴出量は0.00025 DREkm3。(VEI1)
 1954(昭和29)年 噴煙 11月。噴煙多量。
 1955(昭和30)年 地震 9月。
▲1955~56(昭和30~31)年 水蒸気噴火 12月3、7、18、20、27、28、31日、1月3-5、17、18、23日。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
噴煙多量、噴石活動、新火口生成。
▲1956(昭和31)年 噴火 1月小噴火。4~5月地震群発。8月噴煙多量。
▲1957~58(昭和32~33)年 小規模:マグマ噴火 57年8月~12月末。58年4月、6月。噴火場所は山頂火口。
1957年1、6月地震群発。8~12月噴火、小爆発が続き、10月13日に新火口生成、この時の爆発で火口付近の観光客のうち死者1名、重軽傷者53名。
1958年4月小噴火。6月、1957年10月生成の火口で噴火し、爆発音、降灰、火山弾。この火口の直径は、1月に60m、6月に150m、8月に180m、11月に200m、12月に250m と拡大。(VEI1)
▲1959(昭和34)年 噴火 1月。噴火場所は山頂火口。
▲1959~60(昭和34~35)年 噴火 59年10、12月。60年2-11月。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
1959年10、12月にときどき小噴火。1960年2~11月ときどき小噴火。
 1961(昭和36)年 噴煙、鳴動 ほとんど全年にわたり、ときどき噴煙活動、鳴動など。1 月、7 月地震群発。
▲1962~63年(昭和37~38年) 噴火 62年8、9月。63年1月。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
1962年1~3月ときどき噴煙活動、鳴動、空振、降灰など。8、9月小噴火、10~12月ときどき噴煙活動。1963年1月小噴火、3~6月噴煙活動。
▲1963~65(昭和38~40)年 マグマ水蒸気噴火? 63年7-9、12月。64年1、3-5、7-9、12月。65年1、2、5月。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
1963年7~9、12月小噴火。1964年1、3~5、7~9月にときどき小噴火。12月に噴火、また近海に地震群発。1965年1月噴火。2、5月にときどき小噴火。
▲1965~66(昭和40~41)年 マグマ噴火 65年11月25日~12月2日。66年2月7~16日、3~6月。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
1965年11、12月にときどき小噴火。1966年1月ときどき鳴動。2月ときどき小噴火。3月鳴動、降灰。4~6月ときどき小噴火。
▲1967~68(昭和42~43)年 マグマ噴火 67年7~8月。68年1月19日。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
1967年1~3月たまに鳴動。7~8月小噴火。1968年1月小噴火。
▲1969(昭和44)年 マグマ噴火 1月19日~2月末、3月15日~4月9日、5月7~15日、7月3、4、15、16日。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
1~3、5月断続的に小噴火。7月に噴火:火山灰、火山毛、空振。
▲1970(昭和45)年 噴火 1月下旬。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
降灰、鳴動、火映、空振。
 1971(昭和46)年 噴煙 年間を通して火映断続。
 1972(昭和47)年 地震 M3.8、最大震度4。1月14~15日。
 1973(昭和48)年 地震 最大震度4(M=4.1)。11月14~24日。火山活動低調。
▲ 1974(昭和49)年 ごく小規模:マグマ噴火 2月28日~6月中旬。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
2月28日~3月1日小噴火、火口底約60m上昇。5月7日~中旬に火口底さらに上昇。火口底では6月中旬まで小規模なストロンボリ式噴火。
マグマ噴出量は0.000001 DREkm3。(VEI0)
 1975(昭和50)年 地震 1月。
 1976(昭和51)年 地震 2月。
 1977(昭和52)年 地震 10月30日~11月上旬、11月15~17日。
 1978(昭和53)年 地震 「1978 年伊豆大島近海の地震」1 月14 日。伊豆大島近海で地震群発。
最大地震は12:24、M7.0。大島測候所で震度5。崖崩れ等の被害。
 1978(昭和53)年 地震 11月下旬~12月。最大地震は12月3日22:15、M5.4、大島測候所で震度3(注:この年以降1989年まで伊豆半島東方沖でたびたび群発地震があったが「伊豆大島」には掲載しない。「伊豆東部火山群」を参照)。
 1980(昭和55)年 地震 6月29日~7月上旬。
 1981(昭和56)年 地震 6月7~8日。最大地震は7日15:02、M3.7、大島測候所で震度3。
 1983(昭和58)年 地震 12月。最大地震は12月30日18:55、M3.3、大島測候所で震度4、21:51にも測候所で震度4。翌年1 月まで続く。
 1984(昭和59)年 地震 9月5~7、11~14日。
 1985(昭和60)年 地震 (M2.3)8月16~24日。8月27日周期の揃った特異な地震発生。
▲1986(昭和61)年 中規模:マグマ噴火 「昭和61年(1986年)伊豆大島噴火」11月15~23日、12月18日。火砕物降下,溶岩流。噴火場所は山頂火口、B火口列(山頂北西側)、C火口列(北北西山腹)。
4月1~2日地震群発(島の西部、M2.7、有感38回)。7月微動開始(12年ぶり、以後噴火まで続く)。8~11月ときどき地震群発(西部・北東部、有感21回)。11月12日南側火口壁で噴気開始。15日17:25頃南側火口壁より噴火始まる(A火口)。15~23日山頂噴火続く、溶岩噴泉、溶岩湖、溶岩流。19日溶岩が火口から溢れ、カルデラ床に流下。21日14:00頃から激しい地震活動開始。16:15頃 カルデラ床で割れ目噴火開始(B火口)。溶岩噴泉・溶岩流。17:46頃 外輪山外側でも割れ目噴火(C火口)、20:45 C火口噴火停止。22日2:00頃 B火口の活動衰退。
21日夜全島民1万人島外へ避難(約1ヶ月)。23日朝山頂部爆発終わる。23日カルデラ内で二次的な溶岩流。12月17日微動再開。12月18日17:30頃 A火口より噴火、頻繁に爆発し、約2時間続く。
マグマ噴出量は0.029 DREkm3。(VEI3)
▲1987~88(昭和62~63)年 小規模:マグマ噴火 11月16、18、19日。1月25、27日。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
年間微動。1987年5月22~ 25日 東部で地震群発。7~11月 山頂地震次第に増加。11月16日10:47 噴火、爆発、中央火口約30m陥没。18日噴火、陥没により直径約350~400m、深さ約150mの中央火孔再現。
11月21日島内東部で地震群発。
年間微動。火砕物降下。1988年1月25、27日山頂で小噴火。6月火山ガスにより間伏方面の農作物に影響。
マグマ噴出量は0.00002 DREkm3。(VEI1)
 1989(平成元)年 火山性微動 山頂白煙次第に増加。年間微動。
▲1990(平成2)年 水蒸気噴火 10月4、9、25日。火砕物降下。噴火場所は山頂火口。
1~4月微動続く。2月20日島の西方沖10km でM6.5の地震。2月下旬~3月2日微動多発。3月1日地震群発。4月以降噴煙、地震、微動とも活動低調になる。8月中旬より山頂で次第に地震増加。10月4日未明小噴火、島内の西部~ 北東部にかけて弱い降灰、火口底に直径約100mの陥没孔形成。11月島内東部(山頂東方3km)で地震多発。
 1993(平成5)年 火山性微動 3~7月。時々微動。5月30日~6月初め山頂地震、微動多発。
 1994(平成6)年以降 地震・地殻変動 島内及び周辺でしばしば地震多発。これに伴い、地殻変動(島全体の膨張傾向)が観測される。
 2011(平成23)年 地震 3月。東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)以降、島西方沖及び北部で地震活動が活発化。3月12日23時37分M2.9。

日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)による。
噴火イベントの年代、噴火場所、噴火様式等については、(国研)産業技術総合研究所の活火山データベース(工藤・星住, 2006)を参考に、文献の追記を行った。 なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付している。詳しくはこちらを参照のこと。



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