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焼岳 有史以降の火山活動

有史以降の火山活動(▲は噴火年を示す)

年代現象活動経過・被害状況等
▲630年 小規模:水蒸気噴火 火砕物降下。噴火場所は山頂付近。(VEI1)
▲685年 中規模:水蒸気噴火 火砕物降下。噴火場所は山頂付近。(VEI2)
▲1270年 水蒸気噴火 火砕物降下。噴火場所は山頂付近。
▲1440年 水蒸気噴火 火砕物降下。噴火場所は山頂付近。
▲1460年 中規模:水蒸気噴火 火砕物降下。噴火場所は山頂付近。(VEI2)
▲1570年 水蒸気噴火 火砕物降下。噴火場所は山頂付近。
▲1746年 中規模:水蒸気噴火 火砕物降下。4月18-19日。噴火場所は山頂付近。(VEI2)
1887(明治20)年頃から 噴気 中尾峠北側小丘に噴気孔を生じ、次第に山頂方面に及び樹木枯死。
▲1907~09(明治40~42)年 水蒸気噴火 火砕物降下。降灰、旧火口底に新火口生成。噴火場所は正賀池火口,正賀池火口東側。
07年12月8、11、21、23日。08年3月8日、7月28日、11月23日。09年1月20-21日、3月10、12、13、23、29日、4月9、26日、5月7、13、15、28日、6月1日。1909年噴火:1月鳴動、降灰。3月4回噴火、噴煙多量、降灰。旧噴火口の西端近くに新火口生成。4月2日噴火、鳴動、降灰。5月鳴動、降灰。6月鳴動、降灰、新火口生成。
▲1910~12(明治43~45)年 水蒸気噴火 2回噴火。火砕物降下。鳴動、降灰。噴火場所は正賀池火口、隠居孔火口。
10年11月11日、29、30日。11年5月6、11日、6月13、14、16、17、22、23、24、27、29日、7月7、8、10、12、13、17、19、20、22日、8月18、21、23日。12年2月11、13、16、18、19、22、23、26日、3月3、20日、4月4、5、21日、5月6、8日。1911年噴火:5月爆発、鳴動、降灰。6月爆発、鳴動、降灰。7月爆発、火口生成、鳴動、降灰。8月降灰、鳴動。1912年2~7、9月噴火:降灰。
▲1913~14(大正2~3)年 水蒸気噴火 火砕物降下。鳴動、降灰。噴火場所は隠居孔火口。
13年8月1日、9月1、10日、11月11日。14年1月12、13日。
▲1915(大正4)年 中規模:水蒸気噴火、(泥流) 6月6日、7月6、16日。火砕物降下、泥流。噴火場所は大正池火口、隠居孔火口。 2月噴火、降灰。6月6日噴火、噴火直前に地震群発。山頂東側の標高約1900mの台地から山頂東側壁に達する長さ1㎞の大亀裂を生じ、この底部に数十個の火口生成。爆風による倒木、泥流による梓川のせき止め、決壊、洪水発生。大正池生成。同年7月小爆発。(VEI2)
▲1916(大正5)年 水蒸気噴火 4月11日。火砕物降下。降灰。噴火場所は大正池火口、隠居孔火口。
▲1919(大正8)年 水蒸気噴火 11月1日。火砕物降下?噴火場所は黒谷火口、隠居孔火口。
▲1922(大正11)年 水蒸気噴火 3月19日。火砕物降下。降灰。噴火場所は黒谷火口、隠居孔火口。
▲1923(大正12)年 水蒸気噴火 6月26日、7月3、10、26、31日、8月2日。火砕物降下。噴火場所は黒谷火口、隠居孔火口。 鳴動、降灰多量、養蚕に被害。
▲1924~26(大正13~15)年 水蒸気噴火、(泥流) 火砕物降下、泥流。降灰。噴火場所は隠居孔火口、黒谷火口。 24年11月16、17日、12月3、7、9、10日。25年1月13、22、31日、2月10、11、26日、3月3、4、28日、4月27日、5月2、13、15、17-19、21-23日、6月27-28日、7月4日、8月3、22日、9月22日、10月4、12、13、23-26日、11月1、12、13、17日、12月3、10、11、14、22、24、26日。26年1月27日。1925年1~6、10~12月噴火活発:噴石、火柱。鳴動、降灰広範囲。1926年1月27日小噴火、降灰。本噴火イベントに伴う泥流が1925年5月18日に発生。
▲1927(昭和2)年 水蒸気噴火 1月、4月23、29日、5月19日。火砕物降下。降灰。噴火場所は隠居孔火口、黒谷火口。
▲1927(昭和2)年 水蒸気噴火 12月15日。火砕物降下。降灰。噴火場所は隠居孔火口、黒谷火口。
▲1929(昭和4)年 水蒸気噴火 4月19日。火砕物降下。鳴動、降灰。噴火場所は隠居孔火口、黒谷火口。
▲1930(昭和5)年 水蒸気噴火 3月13、17、26日。火砕物降下。降灰。噴火場所は隠居孔火口。
▲1931(昭和6)年 水蒸気噴火 6月18、23、24日。火砕物降下。降灰。噴火場所は隠居孔火口。
▲1932(昭和7)年 水蒸気噴火 2月6日。火砕物降下。降灰。噴火場所は詳細不明。
▲1935(昭和10)年 水蒸気噴火 9月11日、11月11~12日。火砕物降下?爆発音、有感地震。噴火場所は詳細不明。
▲1939(昭和14)年 水蒸気噴火 6月4日。火砕物降下。降灰。噴火場所は詳細不明。
1953(昭和28)年 地震 7月下旬。
1958(昭和33)年 地震 6~9月。
▲1962~63(昭和37~38)年 中規模:水蒸気噴火、(泥流) 火砕物降下、泥流。噴火場所は中尾峠爆裂火口、黒谷火口。
62年6月17、19日、7月12日、9月16、24日、10月17日、11月7、17日、12月13、17日。中尾峠側の山腹に長さ500mの割れ目(新火口)生成、多量の噴石、降灰、火口付近の山小屋で負傷者2名。19日泥流。7~12月にときどき小爆発や泥流。
63年1月17、22日、2月6、14、15日、3月1日、4月8日、6月29日。降灰、地震群発。1~3月。
本噴火イベントに伴う泥流が1962年6月18、19、22、25日、7月2、5、12、26日、8月9、14、15日に発生している。なお、6月18、19日の泥流は噴火に直接由来したものであり、他は降雨に由来したものである。(VEI2)
1968(昭和43)年 地震 11月8日。上高地付近で有感地震(最大震度3)が頻発。詳細不明。
1969(昭和44)年 地震 8月31日M4.7の直後から地震群発し9月下旬まで継続。9月2日M5.0(震度3)。震源は焼岳東方の霞沢岳付近。
1990(平成2)年 地震 4月1日~5月上旬。震源は焼岳の東方約10km(最大M4.4)。
1995(平成7)年 水蒸気爆発 2月11日。焼岳山頂の南東約3kmの安房トンネル建設に伴う国道158号線付け替え工事作業現場において水蒸気爆発が発生し、火山ガスを含む水蒸気と6000m3を超す土砂が噴出し、またその衝撃によって土砂崩れも引き起こされた。作業員4名が犠牲となった。
1998~1999(平成10~11)年 地震 8月7日~翌年。上高地付近(東南東約5~10km)を震源とする群発地震活動が始まったが、徐々に地震回数は減っていった。
2011(平成23)年3月~12月 地震 東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)以降、山頂直下~北西麓の浅い所での地震活動が活発化。有感地震多発。3月11日14時57分M4.7(震度4)、21日13時15分M4.8(震度3)。

日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)による。
噴火イベントの年代、噴火場所、噴火様式等については、(国研)産業技術総合研究所の活火山データベース(工藤・星住, 2006)を参考に、文献の追記を行った。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付している。詳しくはこちらを参照のこと。



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