爺爺岳(ちゃちゃだけ) Chachadake(国後島)
北緯44°21′12″ 東経146°15′08″ 標高1,822m (独自に計測) |
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![]() 爺爺岳 外輪山と中央火口丘 南東側海上から 1992 年 10 月 石塚吉浩撮影 |
概要
安山岩、玄武岩(SiO2量は50.8~59.4 wt.%)の成層火山。以前は噴気も出ていなかったが、1973年以降活動をはじめた。別名Tiatia(チャチャ)。
噴火活動史
各火山について、地質学的な研究によってわかっている過去1万年の火山活動史を記載した。また、過去1万年間の噴火活動と有史以降の火山活動とに分けて記載した。
- 過去1万年間の噴火活動
山頂カルデラ底西側には、中央火口丘を噴出源とする少なくとも13枚以上の極めて新鮮な溶岩流が分布している。これらの化学組成等の分析および年代測定値から、中央火口丘は1000年以上前から現在まで比較的短い時間間隔(10~100年のオーダー)で噴火を繰り返してきたと考えられる。
- 爺爺岳 有史以降の火山活動
「概要」、「過去1万年間の噴火活動」、「有史以降の火山活動」については日本活火山総覧(第4版) (気象庁編、2013)及び最近の観測成果による。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量 (単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が 既知である場合については、(国研)産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数) も付している。詳しくはこちらを参照のこと。