爺爺岳 有史以降の火山活動

有史以降の火山活動(▲は噴火年を示す)

年代 現象 活動経過・被害状況等
▲1812(文化9)年 噴火 溶岩流出。
▲1973(昭和48)年 噴火 マグマ水蒸気噴火(ストロンボリ式噴火、サブプリニー式):活発な地震活動の後、7月14~28日北北西及び南南東山腹で噴火。22日15時50分から17時過ぎまでの降灰が最も激しく、根室測候所の測定では1時間あたり23kg/m2に達した。
▲1974(昭和49)年 噴火 1月21日白煙が数百m上がっているのを根室測候所から観測。
水蒸気噴火 2月9~10日根室市花咲付近に降灰。
▲1975(昭和50)年 水蒸気噴火 6月14日根室測候所から高さ約3000mの噴煙を観測。
▲1978(昭和53)年 水蒸気噴火 7月20日爆発音が羅臼及び標津(しべつ)で聞えた。羅臼町から爺爺岳上空に灰色の噴煙を望見した。
▲1981(昭和56)年 水蒸気噴火 6月24~25日爺爺岳上空に橙色と青白い光を、25日には黒い噴煙を根室測候所から観測。

日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)による。
噴火イベントの年代、噴火場所、噴火様式等については、(国研)産業技術総合研究所の活火山データベース(工藤・星住, 2006)を参考に、文献の追記を行った。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載しています。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付しています。詳しくはこちらを参照してください。



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