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雌阿寒岳 有史以降の火山活動

有史以降の火山活動(▲は噴火年を示す)

年代 現象 活動経過・被害状況等
1927(昭和2)年 鳴動 4~5月鳴動。
1938(昭和13)年 鳴動 5月29日鳴動(屈斜路湖付近の地震に伴う)。
1951(昭和26)年~1952(昭和27)年 地震・鳴動 1951年7月~1952年3月有感地震、鳴動(1952年3月4日の十勝沖地震の直後活発化)。
1954(昭和29)年 地震・鳴動 1~3月有感地震、鳴動。
4月8~13日中マチネシリ火口で灰を含む噴煙を噴出?
▲1955(昭和30)年 小規模:水蒸気噴火 11月19日ポンマチネシリ火口で小規模噴火:火砕物降下。第1~4火口、北溝、南溝生成。総噴出物量3.2×104m3(6万トン)。(VEI1)
▲1956(昭和31)年 小規模:水蒸気噴火 ポンマチネシリ火口(第1~4火口)で小規模噴火:火砕物降下。 (VEI1)
3月18日小規模噴火。
5月19日小規模噴火:爆発音、噴煙の高さ火口上2000m。総噴出物量4×104m3
5月29日小規模噴火:弱い爆発音、総噴出物量0.2×104m3
6月10日有色噴煙。
6月15日小規模噴火:爆発音、第6火口生成。総噴出物量7×104m3
6月20日小規模噴火。
6月29日ごく小規模な噴火。
6月30日小規模噴火。
7月8日有色噴煙。
10月31日小規模噴火:爆発音。
▲1957(昭和32)年 水蒸気噴火 2月24日有色噴煙。
2月26日有色噴煙、鳴動。
5月29日ポンマチネシリ火口(第1~4火口のいずれか)でごく小規模な噴火:火砕物降下。
7月有色噴煙。
8月31日~9月5日中マチネシリ(大噴)でごく小規模な噴火:火砕物降下。
9~10月鳴動、有感地震。
▲1958(昭和33)年 水蒸気噴火 2月23日ポンマチネシリ火口(第1~4火口のいずれか)で小規模噴火:火砕物降下。
▲1959(昭和34)年 水蒸気噴火 5月15~21日、7月28日中マチネシリ(大噴)でごく小規模な噴火:火砕物降下。
8月2日~10月3日ポンマチネシリ第1火口(第3・4火口も活動か?)で小規模噴火:火砕物降下。
8月2日小規模噴火:噴煙の高さ火口上800~1000m。
8月6日小規模噴火:噴煙の高さ火口上1000~1200m。
8月12~13日ごく小規模な噴火。
8月15日、10月3日小規模噴火。
10月10、30日有色噴煙。
▲1960(昭和35)年 水蒸気噴火 1月28日有色噴煙。
9月7~9日中マチネシリ(大噴)でごく小規模な噴火:火砕物降下。
9月7~8日ポンマチネシリ火口(第1火口)近傍に少量の降灰。
▲1962(昭和37)年 水蒸気噴火 4月28日中マチネシリ(大噴)でごく小規模な噴火:火砕物降下。
▲1964(昭和39)年 水蒸気噴火 6月20~27日中マチネシリ(大噴南東方新火口)でごく小規模な噴火:火砕物降下。
▲1965(昭和40)年 水蒸気噴火 5月13~19日中マチネシリ(65-I火口)で小噴火:火砕物降下。
▲1966(昭和41)年 水蒸気噴火 6月上旬中マチネシリ(65-I火口)でごく小規模な噴火:火砕物降下。
1973(昭和48)年 地震 3~6月地震増加。
1975(昭和50)年 地震 3月21~24日、4月15日地震増加。
1976(昭和51)年 地震 7月7日有感地震:雌阿寒岳の北(詳細不明)で地震。震度は阿寒湖畔3、北見相生(きたみあいおい)・雌阿寒温泉2~3。
7月7~11日地震増加。
1979(昭和54)年 地震 7月15~19日地震増加。
1980(昭和55)年 地震 3月28日有感地震:雌阿寒岳の北東約10kmで地震、M2.5。最大震度は雄阿寒ホテル3~4。
1982(昭和57)年 地震 3月19日~4月上旬地震増加:3月21日の浦河沖地震以後急増、4月初めまで続く。
1983(昭和58)年 噴煙 5月噴煙増加:ポンマチネシリ第1火口の噴煙活発化、釧路地方気象台(雌阿寒岳から約50km)から見えるようになる。
1984(昭和59)年 火山性微動 5月1日に火山性微動が7回発生。5月29日の現地観測で、ポンマチネシリ火口近傍に降灰の痕跡確認。
1985(昭和60)年 地震 6~7月地震増加。
1987(昭和62)年 熱・地震 8月温度上昇:ポンマチネシリ第1火口の噴気温度395℃(赤外放射温度計による)。
10月温度上昇:ポンマチネシリ第1火口の噴気温度510℃(赤外放射温度計による)。
12月地震増加。
▲1988(昭和63)年 小規模:水蒸気噴火 1月5~6、8日、2月7~8、18日ポンマチネシリ火口(第1火口および第4火口?)で小規模噴火:火砕物降下。
総噴出物量1×105m3。(VEI1)
1月4日~2月26日まで断続的に火山性微動発生。
1~4、7~8月地震増加。
9月温度上昇:ポンマチネシリ第1火口の噴気温度306℃。
10~11月地震増加・微動:10月27日微動約2分間。
11月14日微動約5分間。
1989(平成元)年 地震 9~11月地震増加。
1990(平成2)年 地震 1~12月地震増加。
1991(平成3)年 地震 1~2月地震増加。
1992(平成4)年 地震 9~11月地震増加。
1993(平成5)年 地震 4~6月地震増加。
1995(平成7)年 地震・火山性微動 8~11月地震増加。
9、11月火山性微動。
▲1996(平成8)年 小規模:水蒸気噴火 8月22日~9月2日、9月28日~10月3日地震増加。
11月21日ポンマチネシリ火口で小規模噴火:火砕物降下。
96-1、96-2、96-3火口生成。
総噴出物量36000トン。(VEI1)
1997(平成9)年 地震 5月22日有感地震:雌阿寒岳付近を震源とする地震(M2.0)。
山麓の雌阿寒温泉で震度1程度。
▲1998(平成10)年 ごく小規模:マグマ水蒸気噴火? 4月4~5日地震増加:震源は徹別(てしべつ)岳周辺。
11月9日ポンマチネシリ96-1火口でごく小規模噴火:火砕物降下。
総噴出物量1100トン。(VEI0)
1999(平成11)年 火口が明るく見える現象・熱・地震 5月12日高感度カメラでポンマチネシリ96-1火口付近が夜間に明るく見える現象を観測。 その後も6月下旬まで時々観測された。
6月4~6日温度上昇:赤外放射温度計による96-1火口の最高温度は651℃。10月まで600℃以上の高温状態継続。
7月7日温度上昇:赤外放射温度計による96-1火口の最高温度は671℃。北東山麓の渋川泥火山で噴気活動再開(9年ぶり)。
10月25日~11月1日地震増加。
2000(平成12)年 地震 1月24~25日有感地震:雌阿寒岳の北方約11km付近を震源とする浅い地震がややまとまって発生した(2日間で5回)。 最大は25日18時38分のM2.3。聞き取りの結果、阿寒湖畔で最大震度2程度の揺れ。
2月13日地震増加:震源は徹別岳周辺。
4月4~30日地震増加:震源は徹別岳周辺。
2002(平成14)年 地震・火山性微動 1~2月地震増加:震源は徹別岳周辺。
3月29日火山性微動・地震増加:約3分間の火山性微動を観測。その直後から地震増加。29日139回、30日19回、 噴煙等には異常なし。
▲2006(平成18)年 ごく小規模:水蒸気噴火 2月18~20日火山性微動、地震増加。
3月7日有感地震。雌阿寒岳の東南東約18km付近を震源とする地震。鶴居村で最大震度1。
3月11~12日地震増加。
3月19日火山性微動。
3月21日ポンマチネシリ北西斜面および赤沼火口でごく小規模噴火:火砕物降下、泥流。 泥流はポンマチネシリ北西斜面で発生。
総噴出物量9000トン。(VEI0)
5月9~10日火山性微動、地震増加
7月5日有感地震:雌阿寒岳の北約12km付近を震源とする地震。阿寒湖温泉で最大震度3。
▲2008(平成20)年 小規模:水蒸気噴火 1月9~10日地震増加。
9月16、29日火山性微動。9月26~30日地震増加。
10月中旬の現地観測で、ポンマチネシリ96-1火口や同第4火口で若干の温度上昇を観測。
11月9~12日地震増加。
11月16~19、21、26、27、28~29日火山性微動。
11月18、28~29日ポンマチネシリ96-1火口および第4火口で小規模噴火:火砕物降下。
総噴出物量12000トン。(VEI1)
12月火山性微動、地震増加。
2009(平成21)年 地震 1~4、7、9月地震増加。
2010(平成22)年 火山性微動・地震 12月17日火山性微動が4回発生。12月17~19日地震増加。
2011(平成23)年 火山性微動・地震 7、11月火山性微動。10月地震増加。
2013(平成25)年 地震 6月、徹別岳周辺を震源とする地震が増加。有感地震は8回、最大は6月1日に足寄町で震度3。
2014(平成26)年 地震 2月、3月地震増加。
2015(平成27)年 火山性微動・地震、噴煙 3、7、8月火山性微動。4月、7~8月地震増加。7月以降ポンマチネシリ96-1火口の噴煙の勢いが増加。

日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)による。
噴火イベントの年代、噴火場所、噴火様式等については、(国研)産業技術総合研究所の活火山データベース(工藤・星住, 2006)を参考に、文献の追記を行った。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載しています。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付しています。詳しくはこちらを参照してください。



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