松代群発地震の概要

 松代群発地震は1965年(昭和40年)8月3日に3回の体に感じない地震から始まりました。地震活動は次第に活発になり、翌年の1966年(昭和41年)4月17日には震度1以上の地震が1日に585回(うち震度4と震度5が各3回)観測されました。1966年をピークに地震活動は次第に沈静化していきますが、地震活動は50年経過した現在でも続いています。震度1以上を観測する地震は2011年を最後に観測されていませんが(2015年12月時点)、体に感じない地震は年数百回観測され続けています。
 松代群発地震の最大マグニチュードは5.4、最大震度は5でした。一連の群発地震により、地すべり、地割れ、家屋の倒壊・損壊、湧水による農業被害などがありました。死者はでませんでしたが、度重なる地震により住民に多大な心理的不安をあたえました。