データ提供と公開の概要

「ひまわり8号」及び「ひまわり9号」は、観測の高頻度化、観測バンド数の増加、水平解像度及び階調数など改良され、高精度・高品質の画像取得が可能となりました。 気象庁では、この改良された観測機能が十分に活かされるように、国内・国外の利用者に複数の手段を用いてデータの提供を行っています。

気象業務支援センター

気象庁が収集した観測データやそれらを元にスーパーコンピュータを用いて作成した数値予報結果等、気象庁が保有する気象情報は、 気象業務法で定められている「民間気象業務支援センター」としての指定を受けた一般財団法人気象業務支援センターから、 即時的または非即時的な実費によるデータ提供サービスを行っています。 気象衛星ひまわりの観測データも気象業務支援センターを通じて、提供を行っています。

詳細は一般財団法人気象業務支援センターのホームページに掲載されていますので、ご覧下さい。

HimawariCast(ひまわりキャスト)

HimawariCastは、商用衛星を利用した観測データの配信サービスです。衛星画像を通信衛星(JCSAT-2B)から配信しており、 アジア・太平洋地域の各国の33の気象機関で利用が行われています。

HimawariCastの詳細については、以下をご覧ください。

HimawariCast User
ひまわりキャストの受信国(2022年10月現在)

HimawariCloud(ひまわりクラウド)

HimawariCloudは、ひまわり8号・9号の大容量データを外国の気象機関や国内の研究機関向けにインターネット及び学術情報ネットワーク経由で提供するサービスです。 現在、17カ国24機関に向けて気象衛星観測データの提供を行っています。

HimawariClud User
ひまわりクラウドの利用国(2022年10月現在)