通信衛星による配信(HimawariCast):概要

 HimawariCastとは、衛星画像を通信衛星(JCSAT-2B)から衛星画像を配信するサービスで、平成27年(2015年)1月から配信を開始しました。

「ひまわり8号 / 9号」では「ひまわり6号(MTSAT-1R / 7号(MTSAT-2)」と比べて観測頻度が大幅に向上し、 フルディスク(全球)を10分間で観測することから、HimawariCastでは10分間隔で衛星画像を配信します。

*「ひまわり6号(MTSAT-1R)」では、高速情報伝送(HRIT)及び 低速情報伝送(LRIT)の受信局(MDUS及びSDUS)向けに 衛星画像直接配信サービスが行われていました。平成27年(2015年)12月4日に終了しました。

システム構成

HimawariCastのシステム全体構成を、図に示します。

    ひまわりキャスト構成図 HimawariCastのシステム全体構成図
  1. KenCast配信ソフトウェアによりカプセル化されたデータを通信衛星に送信
  2. 送信局より受信したデータを受信局へ送信
  3. 通信衛星から送信されたデータを受信し、DVB-S2受信機へ送信
  4. 受信したデータをIPパケットに変換し、コンピュータへ送信
  5. KenCastクライアントソフトウェアにより、データを非カプセル化し、コンピュータ内の任意の場所に格納

ひまわり8号/9号のシステム全体構成

    ひまわり8号/9号 静止気象衛星システム全体構成図 ひまわり8号/9号 静止気象衛星システム全体構成図