オホーツク海の海氷分布(月概況)

平成26年1月9日発表
気象庁 地球環境・海洋部

診断(2013年12月)

オホーツク海の海氷域面積は、12月を通して平年より小さく経過し、12月15日から25日にかけては1971年の統計開始以来最小となりました。サハリン東岸の海氷域の南端は、12月31日時点で平年より北の北緯48.4度付近にあります。

海氷分布図(オホーツク海全体)
12月31日
11月30日の海氷分布図
11月30日
12月5日の海氷分布図
12月5日
12月10日の海氷分布図
12月10日
12月15日の海氷分布図
12月15日
12月20日の海氷分布図
12月20日
12月25日の海氷分布図
12月25日
12月31日の海氷分布図
12月31日

オホーツク海の海氷分布の経過(2013年12月)
赤線は平年(1981~2010年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。

解説

オホーツク海全体の海氷の状況

オホーツク海では、10月上旬に北東部のシェリホフ湾で結氷が始まり、11月上旬には北西部のシャンタル諸島付近と間宮海峡でそれぞれ結氷が始まりました。しかし、11月中旬から12月中旬にかけてオホーツク海で低気圧が停滞することが多く、寒気が入りにくい状態でした。そのため、オホーツク海では気温や海面水温が平年より高く経過し、オホーツク海全域の海氷域面積は12月を通して平年より小さく、特に12月15日から25日にかけては1971年の統計開始以来最小となりました。

北海道周辺の流氷の動き

サハリン東岸の海氷域の南端は、12月31日時点で平年より北の北緯48.4度付近にあります。北海道オホーツク海沿岸に流氷が到来する時期は平年並か平年より遅く、網走の流氷初日は1月下旬から2月上旬となる見込みです。

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