オホーツク海の海氷分布(月概況)

平成19年6月5日発表
気象庁 地球環境・海洋部

診断(2007年5月)

オホーツク海の海氷域面積は、前月から引続き5月も平年より少ない状態が続きました。北部の海氷は平年より速く融解が進みましましたが、5月末現在、北緯50度以南には平年より多く海氷が残っています。

オホーツク海海氷解析図

図1 オホーツク海海氷分布図(2007年5月29日)
白い領域:海氷域、赤い線:平年(5月31日)の海氷縁

解説

オホーツク海の海氷の状況

オホーツク海の海氷域面積は、前月から引続き5月も平年より少ない状態が続きました。 今シーズンを通しての特徴は、3月以降、北部の海氷域が平年より速く減少したことです。オホーツク海北部では3月以降月平均気温が平年より2度から3度高く、このことが海氷の融解を進ませた要因の一つと推定されます

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