オホーツク海の海氷分布(月概況)

平成19年1月5日発表

気象庁地球環境・海洋部

診断(2006年12月)

 オホーツク海の海氷域面積は、ほぼ12月を通して平年並で経過しましたが、月末には平年よりやや小さくなりました。
 サハリン東岸の海氷域は、平年より早く南下しており、12月末現在その南端は北緯46度付近まで達しています。このため、北海道オホーツク海沿岸への流氷の到来は平年並か平年より早い1月中旬となる見込みです。
オホーツク海海氷解析図

オホーツク海海氷分布図(速報値)(2006年12月29日)
白い領域が海氷域であり、赤い線は平年(12月31日)の海氷縁です。

解説

オホーツク海全体の海氷の状況
オホーツク海は11月上旬に間宮海峡およびオホーツク海北西部のシャンタル諸島西方海域から結氷が始まり、下旬になるとオホーツク海北岸やサハリン北東岸でも結氷が始まりました(今冬の海氷域面積の経過図)。11月中旬までオホーツク海の海氷域の拡大は緩やかでしたが、11月末から12月初めに強い寒気が流入したため、オホーツク海北西部からサハリン東岸にかけて海氷域が急速に拡大しました。
 それ以降、サハリン東岸では海氷域が平年より大きい状態が、オホーツク海北東部では海氷域が平年より小さい状態が、それぞれ続いていました。このため、ほぼ12月を通して、オホーツク海全体の海氷域面積は平年並で経過しました。しかし、月末には、サハリン東岸の海氷域がやや縮小し、オホーツク海全体の海氷域面積も平年よりやや小さくなりました。

北海道周辺の流氷の動き
 サハリン東岸の海氷域は、平年より早く南下しており、12月末現在、その南端は北緯46度付近にあります。海氷域が平年より早く南下している要因としては、11月末から12月初めに寒気が流入したため結氷を進行させたことと、12月を通じて北西風が卓越したため海氷域を南下させたことが考えられます。
 1月5日発表の天候の1か月予報では、北海道周辺の気温は、1月上旬から中旬にかけて、変動が大きいものの、平年より高いか平年並と予想されています。また、12月20日発表の海面水温・海流月予報では、オホーツク海の北海道周辺の海面水温は平年並と予想されています。しかし、12月末現在、サハリン東岸の海氷域は、平年より10日ほど早く南下しており、北海道オホーツク海沿岸への流氷の到来は平年並か平年より早い1月中旬、流氷接岸初日は平年並か平年より早い1月下旬となる見込みです。

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