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日本近海の海面水温(月概況)

平成30年9月20日発表 (次回発表予定  10月22日)
気象庁地球環境・海洋部

診断 (2018年8月)

  • 北海道東方では、海面水温が平年より低い海域がみられました(図中A)。
  • 日本海中部・南部、黄海では海面水温が平年より高くなっており、平年よりかなり高い海域もみられました(図中B)。
  • 三陸沖から常磐沖にかけては、海面水温が平年より高くなっていました(図中C)。
  • 房総沖から東海沖にかけては、海面水温が平年より高い海域がみられました(図中D)。
  • 東シナ海南部では海面水温が平年より高くなっていました(図中E)。
  • 日本の東の東経150度以東、日本のはるか東では、海面水温が平年より高くなっており、平年よりかなり高い海域もみられました(図中F)。

日本近海の月平均海面水温平年差分布図(2018年8月)
日本近海の月平均海面水温平年差分布図(2018年8月)

海面水温の平年値(1981〜2010年の30年間の平均値)からの差を示しています。 平年差は、図の右にある0.5℃ごとのスケールと同じ色で色分けされています。 内湾域等は、薄い灰色で示しています。また、海氷のために海面水温のデータがない海域は、灰色の網掛けで示しています。

この図の海面水温平年差は速報値です。日本近海のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。

解説

日本近海の海面水温

北海道東方では海面水温が平年より低い海域がみられました(図中A)。この海域では中旬に平年より風が強く、日射量が少なかったため、海面水温が平年より低い海域が拡大しました。

日本海中部・南部、黄海では海面水温が平年より高くなっており、平年よりかなり高い海域もみられました(図中B)。これらの海域では、7月下旬に引き続き上旬は海面水温が平年よりかなり高くなっていましたが、上旬から中旬にかけて寒気や強風の影響を受けたため、海面水温が平年よりかなり高い海域が縮小しました。

三陸沖から常磐沖にかけては、海面水温が平年より高くなっていました(図中C)。これらの海域では、7月下旬に引き続き、上旬は海面水温が平年よりかなり高い海域がみられました。上旬末の台風第13号の影響や、中旬の低気圧や前線の影響により、中旬に海面水温が平年より高い海域が縮小しました。三陸沖では下層の暖水の影響で海面水温が平年より高い海域が継続してみられました。

房総沖から東海沖にかけては、海面水温が平年より高い海域がみられました(図中D)。これらの海域では、中旬は、寒気と強風の影響により海面水温が平年より高い海域が縮小しましたが、下旬は、房総沖、伊豆諸島北部から遠州灘にかけて、平年より日射量が多かったことや暖かく湿った空気に覆われたことにより海面水温が平年より高い海域が拡大しました。

東シナ海南部では海面水温が平年より高くなっていました(図中E)。この海域では上旬に平年より風が弱かったため、海面水温が平年より高い海域が拡大しましたが、中旬の台風第14号および台風第18号の影響や、下旬の熱帯低気圧の影響により、海面水温が平年より低い海域がみられるようになりました。

日本の東の東経150度以東、日本のはるか東では、海面水温が平年より高くなっており、平年よりかなり高い海域もみられました(図中F)。これらの海域では中旬に平年より風が弱く、日射量が多かったため、海面水温が平年よりかなり高い海域が拡大しました。


海面水温の診断にあたって

  • 1981〜2010年の30年間に出現した海面水温の上位1/3以上を「平年より高い」、下位1/3以下を「平年より低い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。また、上位(下位)1/10以上(以下)を「平年よりかなり高い(低い)」としています。

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