この期間の主な異常気象・気象災害
| 異常気象の種類 | 地域 | 概況 |
1 | 高温 | 日本〜中央アジア〜中東東部 |
- 日本〜中国東部では、南から暖気が入った。
- 中央アジア〜中東東部では、暖かい空気に覆われた。
- 鳥取県の鳥取では、20日の日平均気温が26.1℃(平年値:18.6℃)で、日最高気温が31.8℃(平年値:24.4℃)だった。
- ウズベキスタンのタシケントでは、16日の日平均気温が約31℃(平年値:約22℃)で、日最高気温が39℃を超えた。
- イラン西部のイスファハーンでは、20日の日平均気温が約32℃(平年値:約24℃)で、19日、20日の日最高気温が38℃を超えた。
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2 | 多雨 | インド南部 |
- インド南西部のプネーでは、20日の日降水量が40mmを超えた(5月の月降水量平年値:19.5mm)。
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3 | 少雨 | ヨーロッパ北部〜中部 |
- 引き続き異常少雨となった。
- ノルウェーのオスロでは、20日までの30日間降水量がほとんどなかった(5月の月降水量平年値:60.1mm)。
- フランス北東部のストラスブールでは、20日までの30日間降水量が20mm未満だった(5月の月降水量平年値:77.1mm)。
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4 | 多雨 | イタリア南部〜アルジェリア北部 |
- 低気圧や前線の影響を受けた。
- アルジェリアのアルジェでは、14日〜15日の2日間降水量が40mmを超えた(5月の月降水量平年値:38.8mm)。
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5 | 大雨 | タンザニア |
- タンザニアでは、大雨により20人以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会)。
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6 | 多雨 | 米国中西部 |
- 低気圧や前線の影響を受けた。
- 米国のノースダコタ州ビズマークでは、15日〜20日の6日間降水量が110mmを超えた(5月の月降水量平年値:63.4mm)。
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7 | 悪天候 | 米国南部 |
- 米国南部では、悪天候により20名以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会、連邦緊急事態管理庁)。
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8 | 多雨 | アルゼンチン北東部及びその周辺 |
- 前線の影響を受けた。
- アルゼンチンのブエノスアイレスでは、16日〜17日の2日間降水量が170mmを超えた(5月の月降水量平年値:101.5mm)。
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9 | 多雨 | オーストラリア東部 |
- 低気圧や気圧の谷の影響を受けた。
- オーストラリア東部のタリーでは、19日〜20日の2日間降水量が410mmを超えた(5月の月降水量平年値:55.3mm)。
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概況文では、世界で発生した主な異常気象(広い範囲での高温・低温、社会的に影響が大きい多雨・少雨など)や気象災害について記述しています。
概況文にない地点の異常気象については、異常高温・低温発生地点、異常多雨・少雨発生地点、異常天候地点リストをご覧ください。