キーワードを入力し検索ボタンを押下ください。

日本の季節の天候 ------------------ 対象期間:

概況 | 各月の経過

概況

地域平均気温経過図

地域平均気温平年偏差の5日移動平均時系列図


2018年秋の天候の特徴をまとめると、

*秋の気温は、北・東日本で高かった
 日本の東海上で高気圧の勢力が強く、北からの寒気が南下しにくかったため、秋の気温は北・東日本で高かった。
*秋の降水量は東日本から沖縄・奄美にかけては多かった
 活発な秋雨前線と台風第21号、第24号、第25号の影響で、秋の降水量は東日本から沖縄・奄美にかけて多かった。
*秋の日照時間は、東日本と西日本日本海側で少なく、北日本と沖縄・奄美で多かった
 秋の日照時間は、秋雨前線や気圧の谷の影響で東日本と西日本日本海側で少なかった。一方、高気圧に覆われやすかった北日本と沖縄・奄美では日照時間が多かった。

 9月は日本の南東海上で太平洋高気圧の勢力が強く、西日本付近に停滞する秋雨前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込みやすかった。また、台風第21号、第24号、第25号が日本に接近あるいは上陸し、秋雨前線の活動が活発となって広い範囲で大雨となった。10月と11月は、全国的に天気は数日の周期で変化した。
 秋の降水量は東日本から沖縄・奄美にかけては多く、東日本と西日本日本海側では日照時間が少なかった。沖縄・奄美は、台風や前線の影響で秋の降水量は多くなったが、高気圧に覆われて晴れた日が多かったことから、日照時間も多かった。一方、北日本では、9月は高気圧に覆われやすく、11月は寒気や気圧の谷の影響を受けにくかったため、秋の降水量は少なく、日照時間は多かった。
 気温は、暖かい空気に覆われやすかった北・東日本では高かった。西日本は、気温の変動はあったが、平均すると平年並だった。沖縄・奄美は、9月は暖かい空気が流れ込みやすく気温がかなり高かったが、10月は冷たい空気が入りやすく気温がかなり低くなり、秋としては平年並だった。


平均気温:北・東日本で高かった。西日本と沖縄・奄美では平年並だった。
降水量:東・西日本と沖縄・奄美で多かった。一方、北日本では少なかった。
日照時間:東日本と西日本日本海側で少なかった。一方、北日本と沖縄・奄美では多かった。西日本太平洋側は平年並だった。


季節TRS分布図 旬別RS経過図
3か月平均気温平年偏差、3か月降水量平年比、3か月間日照時間平年比の分布図 地域平均旬降水量平年比、旬間日照時間平年比の経過図

各月の経過


9月: 東・西日本では、月を通して秋雨前線が停滞しやすく、曇りや雨の日が多かったため、日照時間はかなり少なかった。また、日本の南で太平洋高気圧が強く、前線に向かって南から湿った空気が流れ込みやすかったほか、上旬には台風第21号、下旬には第24号の影響を受けたため、降水量もかなり多かった。北日本では、上旬と下旬は前線や低気圧の影響を受けやすかったが、中旬は移動性高気圧に覆われて晴れた日が続き、特に北海道地方では、湿った空気も流れ込みにくかったため、月降水量はかなり少なかった。沖縄・奄美でも湿った空気の影響を受ける時期があり、下旬は台風第24号の影響で大雨となった所があったが、中旬は日本の南に位置する高気圧に覆われ、晴れた日が多かった。4日には台風第21号が徳島県に上陸し、東・西日本で大雨となったほか、近畿地方を中心に暴風や高潮による被害が発生した。また、29日には台風第24号が沖縄・奄美に接近、30日に和歌山県に上陸し、強い勢力で東日本を通過したため、広い範囲で暴風や大雨となり、被害も発生した。


10月: 9月終わりから10月上旬にかけては、台風第24号と第25号が相次いで日本に接近した。1日には、台風第24号が本州から北海道南東海上を北東に進み、東日本で記録的な暴風となったほか、北日本太平洋側を中心に大雨となった。また、台風第25号は、4日から6日にかけて沖縄地方から九州の西を経て日本海を北上、その後温帯低気圧に変わっても強い勢力を維持して7日に北海道地方を通過した。この影響で、西日本や北海道地方を中心に大雨となり、九州や東北地方を中心に記録的な暴風となった所もあった。その後は、全国的に天気は数日の周期で変化した。北日本の月降水量は、北海道地方では上旬の台風第24号及び第25号から変わった低気圧に伴う大雨の影響でかなり多かったが、東北地方では平年並だった。東・西日本太平洋側では、秋雨前線に伴う活発な雨雲は南海上に離れて位置して南から湿った空気が流れ込みにくかったため、月降水量は東日本太平洋側でかなり少なく、西日本太平洋側でも少なかった。沖縄・奄美では、上旬から中旬にかけて前線の影響を受けやすく、月降水量は多かった。


11月: 全国的に天気は数日の周期で変化したが、高気圧に覆われやすく晴れた日が多かった。北・東日本を中心に寒気の南下が弱く、日本海側ではしぐれる日が少なかったが、下旬の前半はこの時期としては強い寒気が南下したため、北日本日本海側を中心に雪が降り積雪となったところがあった。上旬は高気圧に覆われて晴れたところが多かったが、東日本太平洋側は気圧の谷となりやすく、雲が広がりやすかった。9日から10日にかけては低気圧が発達しながら日本海を通過したため、局地的に激しい雨の降ったところがあった。中旬は、低気圧と高気圧が交互に通過し、全国的に天気は数日の周期で変化したが、北・東日本は低気圧や前線の影響を受けにくく、降水量は少なかった。下旬も全国的に天気は数日の周期で変化したが、高気圧に覆われて晴れた日が多かった。

このページのトップへ