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日本の季節の天候 ------------------ 対象期間:

概況 | 各月の経過

概況

地域平均気温経過図

地域平均気温平年偏差の5日移動平均時系列図


2018年春の天候の特徴をまとめると、

*全国的に気温がかなり高く、東日本では記録的な高温。
 期間を通して暖かい空気に覆われやすかったため、全国的に気温の高い状態が概ね持続し、平均気温はかなり高かった。特に東日本の平年差は+2.0℃で、春としては統計を開始した1946年以降では1位の高温となった。
*降水量は北・東・西日本で多く、沖縄・奄美でかなり少なかった。
 低気圧の通過時に、南から湿った空気が流れ込みやすかったため、北・東・西日本では降水量が多く、北・東日本日本海側ではかなり多かった。一方、沖縄・奄美では、湿った空気や低気圧の影響を受けにくかったため、かなり少なかった。
*日照時間は東日本太平洋側と西日本、沖縄・奄美でかなり多かった。
 東日本太平洋側と西日本、沖縄・奄美では高気圧に覆われやすく、晴れた日が多かったため、日照時間がかなり多かった。

 日本付近への寒気の南下が弱く、期間を通して暖かい空気に覆われやすかったため、全国的に気温の高い状態が概ね持続し、北・東・西日本の3月〜5月の月平均気温はいずれも高かった。春の平均気温は全国的に高く、特に東日本では平年差が+2.0℃となり、春としては統計を開始した 1946 年以降で1位の高温となった。
 日本付近は高気圧と低気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変化したが、東日本以南では高気圧に覆われやすく、晴れた日が多かったため、日照時間が多く、東日本太平洋側と西日本、沖縄・奄美ではかなり多かった。低気圧の通過時は、南から湿った空気が流れ込んだため、大雨となることが多く、北・東・西日本の降水量は多かった。一方、沖縄・奄美では、湿った空気や低気圧の影響を受けにくかったため、降水量がかなり少なかった。


平均気温:全国的にかなり高かった。
降水量:北・東日本日本海側でかなり多く、北・東日本太平洋側と西日本で多かった。一方、沖縄・奄美でかなり少なかった。
日照時間:東日本太平洋側と西日本、沖縄・奄美でかなり多く、東日本日本海側で多かった。北日本では平年並だった。


季節TRS分布図 旬別RS経過図
3か月平均気温平年偏差、3か月降水量平年比、3か月間日照時間平年比の分布図 地域平均旬降水量平年比、旬間日照時間平年比の経過図

各月の経過


3月: 日本付近は低気圧と高気圧が交互に通過したが、日本の東で高気圧の勢力が強く、低気圧の通過時には南から湿った空気が流れ込みやすかった。このため、北・東・西日本で月降水量は多く、北日本と東日本太平洋側ではかなり多かった。特に上旬は、低気圧が発達しながら日本付近をたびたび通過し、各地で大雨となったほか、北海道では雪解けが急速に進み、河川の増水などによる被害が発生した。また、東日本太平洋側の月降水量は平年比163%となり、1946年の統計開始以来3月として1位の多雨となった。中旬以降は、日本付近は移動性高気圧に覆われて晴れた日が多く、寒気の影響も弱かった。このため、月間日照時間は全国的に多く、東・西日本と沖縄・奄美でかなり多かった。特に、東日本日本海側では月間日照時間の平年比が141%、西日本日本海側では平年比138%、沖縄・奄美では平年比171%となり、いずれも1946年の統計開始以来3月として1位の多照となった。

 月平均気温は、日本付近に寒気が南下しにくかったことや、日本の東の優勢な高気圧の縁を回って南から暖かい空気が流れ込みやすかったことから全国的に高く、北・東・西日本ではかなり高かった。東日本では平年差+2.5℃となり、1946年の統計開始以来3月として1位の高温となった。


4月: 日本付近は寒気が南下しにくく、南から暖かい空気が流れ込みやすかったため、北日本から西日本にかけては気温が高く、東・西日本はかなり高くなった。特に、21日と22日は、日本付近は南から高気圧に覆われて気温が上昇し、飯塚(福岡県)など46地点で4月の日最高気温の記録を更新した。また、日本付近は低気圧と高気圧が交互に通過して全国的に概ね数日の周期で天気が変化したが、東日本太平洋側から沖縄・奄美にかけては移動性高気圧に覆われやすかったため日照時間が多く、特に西日本太平洋側と沖縄・奄美ではかなり多くなった。一方、14日から15日と24日から25日にかけて日本付近を低気圧が発達しながら通過したため、全国的に天気が崩れ大雨となった所もあった。東日本日本海側では、低気圧や前線の通過時に湿った空気が流れ込みやすく、月降水量はかなり多かった。


5月: 高気圧と低気圧が交互に通過して、天気は数日の周期で変化した。北日本から西日本では、低気圧や前線の通過時に、南から湿った空気が流れ込んで広い範囲で雨となり、大雨となった所もあったため、北・東・西日本の月降水量は多く、北日本日本海側ではかなり多かった。特に、18日頃は前線が東北地方に停滞し、記録的な大雨となって浸水の被害が発生した所もあった。一方、沖縄・奄美では、上旬に梅雨入りしたが(速報値)、その後は高気圧に覆われて晴れた日が多く、前線や湿った空気の影響を受けにくかったため、降水量はかなり少なく、日照時間はかなり多かった。

 気温は、上旬に一時的に寒気が流れ込んで、全国的に平年を下回る時期があったが、中旬以降は北日本から西日本を中心に暖かい空気に覆われ、沖縄・奄美でも晴れた日が多かったため、全国的に高く、東日本や沖縄・奄美ではかなり高かった。

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