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日本の月の天候 ------------------ 対象期間:

2017年(平成29年)3月の特徴

○西日本と沖縄・奄美の気温は低かった

 大陸からの冷たい空気が流れ込んだため、西日本、沖縄・奄美の気温は低かった。

○北日本の気温は高かった

 北日本では上旬を中心に寒気の影響が弱く、気温は高かった。

○北日本から西日本にかけての降水量は少なく、日照時間が多かった

 日本付近は大陸からの高気圧に覆われることが多く、低気圧の影響が小さかったため、北日本から西日本にかけての降水量は少なく、日照時間が多かった。

概況

地域平均気温経過図

地域平均気温平年偏差の5日移動平均時系列図

 北日本から西日本にかけては、低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変わったが、大陸からの高気圧に覆われる日が多く、低気圧の影響は小さかった。このため、月間日照時間は、北・東・西日本で多かった。また、月降水量は、東日本日本海側と西日本でかなり少なく、北日本と東日本太平洋側で少なかった。一方、沖縄・奄美では低気圧や前線の影響で、平年と同様に曇りや雨の日が多く、10日は八重山地方で大雨となった。

 また、西日本や沖縄・奄美では、大陸からの冷たい空気がたびたび流れ込んだため、気温の低くなる時期が多く、西日本では2011年以来6年ぶりに月平均気温が低くなった。一方、北日本では上旬を中心に北からの寒気の影響が弱く、月平均気温は高かった。

平均気温 : 西日本、沖縄・奄美で低かった。一方、北日本では高かった。東日本では平年並だった。

降水量 : 東日本日本海側と西日本でかなり少なく、北日本、東日本太平洋側で少なかった。沖縄・奄美では平年並だった。

日照時間 : 北・東・西日本で多かった。沖縄・奄美では平年並だった。

月TRS分布図 旬別RS経過図
月平均気温平年偏差、月降水量平年比、月間日照時間平年比の分布図 地域平均旬降水量平年比、旬間日照時間平年比の経過図

天候経過


    上旬

      本州付近は高気圧と低気圧が交互に通過し、旬の後半は冬型の気圧配置となった。このため、全国的に天気は数日の周期で変わり、旬の後半を中心に気温が低くなったが、低気圧の影響が小さかったため、西日本を中心に降水量が少なかった。沖縄・奄美では、気圧の谷や湿った気流の影響で曇りや雨の日が多く、10日は沖縄付近で前線の活動が活発となったため、八重山地方で大雨となった。

     旬平均気温:北日本で高く、東・西日本、沖縄・奄美で平年並だった。

     旬降水量:西日本ではかなり少なく、北日本、東日本太平洋側で少なかった。一方、沖縄・奄美で多く、東日本日本海側で平年並だった。

     旬間日照時間:西日本日本海側で多かった。一方、沖縄・奄美で少なく、北・東日本、西日本太平洋側で平年並だった。


    中旬

      北日本から西日本にかけては、大陸からの高気圧に覆われて晴れた日が多く、北日本日本海側の旬間日照時間は、平年比174%で3月中旬としては旬の統計を開始した1961年以降で1975年と並んで最も多かった。旬の中頃と旬の終わり頃は、気圧の谷や低気圧の影響を受け曇りの所が多く、雨の降った所もあったが、本州付近では低気圧の影響が小さかったため、降水量は少なかった。一方、沖縄・奄美では、短い周期で低気圧や前線の影響を受けたため、曇りや雨の日が多かった。

     旬平均気温:全国的に平年並だった。

     旬降水量:北・西日本日本海側、東日本でかなり少なく、北・西日本太平洋側で少なかった。沖縄・奄美では平年並だった。

     旬間日照時間:北日本、西日本日本海側ではかなり多く、東日本、西日本太平洋側で多かった。沖縄・奄美では平年並だった。


    下旬

      日本の南海上を低気圧が数日の周期で通過し、低気圧の通過後は大陸からの冷涼な高気圧が本州付近を通過した。このため、全国的に天気は数日の周期で変わり、東・西日本、沖縄・奄美の気温は低かった。特に、25日〜27日にかけては、本州の南海上を発達しながら低気圧が通過し、北からの強い寒気が流れ込んだため、東日本から沖縄・奄美にかけての広い範囲で天気が崩れ、関東甲信地方の山地を中心に大雪となった所があった。

     旬平均気温:東・西日本、沖縄・奄美で低く、北日本で平年並だった。

     旬降水量:東日本日本海側、沖縄・奄美で少なかった。一方、東日本太平洋側で多く、北・西日本で平年並だった。

     旬間日照時間:沖縄・奄美で多かった。一方、西日本と北日本太平洋側で少なく、北日本日本海側と東日本で平年並だった。

極東循環場の特徴

      500hPa高度:ベーリング海からシベリア付近にかけては明瞭な正偏差がみられ、この付近でブロッキング高気圧が現れることが多かった。一方、日本の南東海上を中心に負偏差で、日本付近は東谷となったため、低気圧の影響を受けにくかった。

      海面気圧と外向き長波放射量平年偏差:海面気圧は、日本の東が負偏差で、低気圧は日本の東海上で発達することが多く、日本付近は大陸からの高気圧に覆われやすかった。また、大陸は正偏差で、シベリア高気圧の勢力が強く、日本付近には大陸から冷たい空気が流れ込みやすかった。外向き長波放射量平年偏差は、インドシナ半島付近からフィリピンの東にかけて負偏差がみられ、この付近で対流活動が活発だった。一方、太平洋赤道域の日付変更線付近は正偏差で、対流活動は不活発だった。 850hPa温度:東シベリアを中心に正偏差が広がる一方、日本付近から日本の南海上にかけては負偏差だった。

月平均500hPa高度・偏差分布図 月平均850hPa気温・偏差分布図
月平均500hPa高度・偏差分布図 月平均850hPa気温・偏差分布図
月平均海面更正気圧・偏差分布図 月平均外向き長波放射量(OLR)偏差分布図
月平均海面更正気圧・偏差分布図 月平均外向き長波放射量・偏差分布図

記録と台風

  • 台風の発生(速報値、日本時間)
  • なし

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