キーワードを入力し検索ボタンを押下ください。

日本の月の天候 ------------------ 対象期間:

2018年(平成30年)1月の特徴

○東・西日本で気温が低かった

東・西日本では強い寒気が流れ込みやすかったため、月平均気温は低かった。特に、中旬前半と下旬は顕著な低温となった。

○東・西日本日本海側で降雪量が多かった

中旬前半と下旬は冬型の気圧配置が強まり、日本海側では東・西日本を中心に大雪となる時期があり、月降雪量は東・西日本日本海側で多かった。

○下旬に北・東日本太平洋側で大雪となった

22日から23日にかけて、低気圧が発達しながら本州の南岸沿いを進んだ影響で、関東甲信地方や東北太平洋側では大雪となった。

概況

地域平均気温経過図

地域平均気温平年偏差の5日移動平均時系列図

 上旬は、日本付近を低気圧が頻繁に通過したため、北日本や東日本日本海側を中心に曇りや雪または雨の日が多く、東日本太平洋側や西日本でもまとまった雨となった日があった。中旬前半は西日本を中心に強い寒気が流れ込み、東日本日本海側では大雪となった。新潟では12日の最深積雪が80cmとなり、2010年2月以来8年ぶりに積雪が80cmに達した。中旬後半は寒気の南下が弱まり、気温が上昇した。下旬は、22日から23日にかけては低気圧が本州の南岸沿いを発達しながら通過したため、関東甲信地方や東北太平洋側では大雪となった。東京では22日の積雪が23cmとなり、2014年2月以来4年ぶりに積雪が20cmを超えた。低気圧の通過後は、日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、東・西日本中心に強い寒気が流れ込んだ。北日本から西日本にかけての日本海側を中心に暴風雪や大雪となったところがあったほか、太平洋側でも雪雲が流れこむところがあり、26日には名古屋で3cmの積雪となった。気温は平年を大きく下回り、さいたま(埼玉県)では26日に最低気温が−9.8℃と1977年12月の統計開始以来最も低い気温を観測するなど、25日から27日にかけて東京都や埼玉県の各地点で日最低気温の観測史上1位の値を更新した。

東・西日本では、気温の変動が大きかったが、強い寒気が流れ込みやすかったため、月平均気温が低く、東・西日本日本海側の月降雪量は多かった。冬型の気圧配置が強まる時期と低気圧の影響を受けやすい時期があったため、降水量は北日本日本海側でかなり多く、東日本日本海側と西日本で多かった。沖縄・奄美は、寒気や湿った気流の影響で、降水量が多く、月間日照時間が少なかった。

平均気温:東・西日本で低かった。北日本と沖縄・奄美では平年並だった。

降水量:北日本日本海側でかなり多く、東日本日本海側と西日本、沖縄・奄美で多かった。北・東日本太平洋側では平年並だった。

日照時間:北・東日本日本海側、沖縄・奄美で少なかった。一方、東・西日本太平洋側で多かった。北日本太平洋側と西日本日本海側では平年並だった。

月TRS分布図 旬別RS経過図
月平均気温平年偏差、月降水量平年比、月間日照時間平年比の分布図 地域平均旬降水量平年比、旬間日照時間平年比の経過図

天候経過


    上旬

     日本付近を低気圧が頻繁に通過し、北日本や東日本日本海側を中心に曇りや雪または雨の日が多く、東日本太平洋側や西日本でもまとまった雨となった日があった。また、北日本では暖かい空気が流れ込みやすく、寒気の影響を受けにくかったため、気温がかなり高かった。9日からは冬型の気圧配置が強まり、日本付近は西ほど強い寒気が流れ込んだため、沖縄・奄美では気温が平年を大きく下回った。

     旬平均気温:北日本ではかなり高かった。東・西日本と沖縄・奄美で平年並だった。

     旬降水量:北日本日本海側、東日本太平洋側、西日本で多かった。北日本太平洋側、東日本日本海側、沖縄・奄美では平年並だった。

     旬間日照時間:北・西日本と東日本日本海側で少なかった。東日本太平洋側と沖縄・奄美では平年並だった。


    中旬

     中旬前半は、強い冬型の気圧配置となり、西日本を中心に強い寒気が流れ込んだ。東日本日本海側を中心に大雪となり、新潟では12日の積雪が80cmとなり、2010年2月以来8年ぶりに積雪が80cmに達した。中旬後半は移動性高気圧に覆われる日が多く、全国的に晴れて、気温が高い日が多くなり、西日本を中心に気温の変動が大きかった。

     旬平均気温:北・東日本で高かった。西日本と沖縄・奄美では平年並だった。

     旬降水量:東日本と西日本太平洋側で多かった。北日本と西日本日本海側、沖縄・奄美では平年並だった。

     旬間日照時間:東・西日本太平洋側でかなり多く、北日本と東日本日本海側、沖縄・奄美で多かった。西日本日本海側では平年並だった。


    下旬

     22日から23日にかけて低気圧が本州の南岸沿いを発達しながら通過したため、関東甲信地方や東北太平洋側では大雪となった。東京では22日の積雪が23cmとなり、2014年2月以来4年ぶりに積雪が20cmを超えた。その後非常に強い寒気が日本付近に流れ込み、東・西日本中心に気温が平年を大きく下回った。さいたま(埼玉県)では26日に最低気温が−9.8℃と1977年12月の統計開始以来最も低い気温を観測するなど、25日から27日にかけて東京都や埼玉県の各地点で日最低気温の観測史上1位の値を更新した。寒気の流入後は日本海側では雪の日が続き、暴風雪や大雪となったところもあった。北日本日本海側の旬間日照時間は平年比54%となり、1月下旬としては旬の統計を開始した1961年以降で最も少ない記録となった。太平洋側では晴れの日が多かったが、雪雲が流れ込み積雪となるところもあり、26日には名古屋で3cmの積雪となった。沖縄・奄美では低気圧や寒気の影響により、曇りや雨の日が多かった。

     旬平均気温:東・西日本でかなり低く、北日本で低かった。沖縄・奄美では平年並だった。

     旬降水量:沖縄・奄美でかなり多く、北日本で多かった。東・西日本では平年並だった。

     旬間日照時間:北・東日本日本海側でかなり少なく、北日本太平洋側と沖縄・奄美で少なかった。東日本太平洋側と西日本では平年並だった。

極東循環場の特徴

      500hPa天気図:北極付近では平年より高度が高く、極うずは分裂して一部が極東方面に南下した。ユーラシア大陸東部から本州付近は平年より高度が低く、日本付近は西日本を中心に強い寒気が流れ込みやすかった。

      海面気圧と外向き長波放射量平年偏差:海面気圧は、日本付近は負偏差で、低気圧が通過しやすい時期があった。大陸上のバイカル湖付近は正偏差となっており、シベリア高気圧が優勢で、日本付近では冬型の気圧配置が強まる時期があった。外向き長波放射量平年偏差は、南シナ海付近やインドネシア付近は負偏差で対流活動が活発だった一方、太平洋赤道域の日付変更線付近では正偏差で対流活動が不活発だった。

      850hPa気温:大陸から東日本付近にかけて負偏差で、日本付近は大陸からの寒気が流れ込みやすかった。

月平均500hPa高度・偏差分布図 月平均850hPa気温・偏差分布図
月平均500hPa高度・偏差分布図 月平均850hPa気温・偏差分布図
月平均海面更正気圧・偏差分布図 月平均外向き長波放射量(OLR)偏差分布図
月平均海面更正気圧・偏差分布図 月平均外向き長波放射量・偏差分布図

記録と台風

  • 降雪の深さ月合計の多い記録
  • 水戸*(*はタイ記録)

  • 台風の発生(速報値、日本時間)
  • 第1号(3日)

    このページのトップへ