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日本の年の天候 ------------------ 対象期間:

概況


2017年の日本の天候の主な特徴は以下のとおりである。
○梅雨の時期(6〜7月)は、「平成29年7月九州北部豪雨」など記録的な大雨となる所があった
○8月に北・東日本太平洋側で不順な天候となった
○10月は北〜西日本では顕著な多雨・寡照となった
○沖縄・奄美は夏から秋にかけて顕著な高温が持続した


年間の平均気温、降水量、日照時間は以下のとおりである。

平均気温:沖縄・奄美でかなり高かった。北・東・西日本では平年並だった。

年降水量:北・東日本日本海側と西日本太平洋側で多かった。一方、沖縄・奄美では少なかった。北・東日本太平洋側と西日本日本海側は平年並だった。

年間日照時間:東日本太平洋側と西日本日本海側でかなり多く、北日本と東日本日本海側、西日本太平洋側で多かった。沖縄・奄美では平年並だった。
 


年TRS分布図 地域平均気温経過図
年平均気温平年偏差、年降水量平年比、年間日照時間平年比の分布図 地域平均気温平年偏差の5日移動平均時系列図

各季節の経過


冬:2016年12月〜2017年2月

○全国的に暖冬だった

○西日本日本海側は、1月中旬〜下旬前半と2月上旬後半〜中旬前半に大雪となった

○東日本太平洋側は、日照時間がかなり多かった

寒気の南下が弱く、気温の高い日が多かったため全国的に暖冬となったが、一時的に強い寒気が南下し、西日本日本海側では1月中旬〜下旬前半と2月上旬後半〜中旬前半に大雪となり、交通障害や農業施設被害が発生した。


平均気温:全国的に高く、沖縄・奄美はかなり高かった。

降水量:西日本日本海側で多かった。沖縄・奄美で少なかった。北・東日本、西日本太平洋側では平年並だった。

日照時間:東日本太平洋側でかなり多く、西日本で多かった。北日本日本海側で少なかった。北日本太平洋側、東日本日本海側と沖縄・奄美では平年並だった。



春:3月〜5月

○北〜西日本で降水量が少なく、日照時間が多かった

○北〜西日本で気温が高かった

本州付近は高気圧に覆われやすかったため、北〜西日本では春の降水量が少なく、春の日照時間が多かった。また日本の北の低気圧に向かって暖かい空気が流れ込みやすく、北〜西日本の春の平均気温は高かった。


平均気温:北・東・西日本で高かった。沖縄・奄美では平年並だった。

降水量:北・東日本日本海側ではかなり少なく、北・東日本太平洋側、西日本で少なかった。沖縄・奄美では平年並だった。

日照時間:東日本と西日本日本海側でかなり多く、北日本、西日本太平洋側で多かった。沖縄・奄美では平年並だった。



夏:6月〜8月

○気温は、東・西日本で高く、沖縄・奄美でかなり高かった

○降水量は、北・東日本日本海側で多く、東日本太平洋側、西日本日本海側、沖縄・奄美で少なかった

○「平成29年7月九州北部豪雨」が発生するなど、記録的な大雨となった所があった

○オホーツク海高気圧が出現し、北・東日本太平洋側では不順な天候となった時期があった

日本の南海上で太平洋高気圧が強く、沖縄・奄美では晴れて暑い日が続いたため、夏の平均気温がかなり高く、夏の降水量は少なく、夏の日照時間は多かった。また、東・西日本でも夏の平均気温が高かった。梅雨前線は、6月は平年より南の本州の南海上に停滞することが多かったが、7月に入ると一転して平年より北の日本海に停滞することが多かったため、東日本太平洋側や西日本では梅雨前線の影響を受けにくく、梅雨の時期(6〜7月)の降水量が少ない地方が多かった。ただし、梅雨前線の活動が活発となる時期があり、「平成29年7月九州北部豪雨」など記録的な大雨となった所があった。新潟県や秋田県などでも大雨となる日があり、北陸地方や東北地方では、梅雨の時期(6〜7月)の降水量は多かった。8月に入るとオホーツク海高気圧が出現し、北・東日本太平洋側では冷たく湿った空気が流れ込んだため、曇りや雨の日が多い不順な天候となり、月間日照時間がかなり少なかった。東北北部、東北南部の梅雨明けの時期は、2009年以来8年ぶりに「特定しない」となった。


平均気温:沖縄・奄美でかなり高く、東・西日本で高かった。北日本で平年並だった。

降水量:東日本日本海側でかなり多く、北日本日本海側で多かった。一方、東日本太平洋側、西日本日本海側と沖縄・奄美で少なかった。北・西日本太平洋側では平年並だった。

日照時間:東日本日本海側、西日本と沖縄・奄美で多かった。北日本と東日本太平洋側では平年並だった。



秋:9月〜11月

○気温は、沖縄・奄美でかなり高く、北日本で低かった

○降水量は、全国的に多く、西日本と東日本太平洋側でかなり多かった

○日照時間は、西日本でかなり少なく、沖縄・奄美で少なかった

日本の南海上で太平洋高気圧が強い状態が続いた。この影響で沖縄・奄美では南から暖かい空気が流れ込みやすく、気温のかなり高い状態が続き、秋の平均気温はかなり高かった。一方、北日本では北から寒気が流れ込みやすく、秋の平均気温は低かった。本州付近には秋雨前線が停滞しやすく、台風第18号、第21号、第22号が日本に接近あるいは上陸したため、全国的に秋は多雨となった。特に10月は、北日本太平洋側と東・西日本では月降水量がかなり多く、北〜西日本では月間日照時間がかなり少なくなり、西日本では記録的な多雨となった。11月中旬からは日本付近に強い寒気が流れ込み、北〜西日本では気温が低く、12月にかけて低温が続いた。日本海側では大雪となった所もあった。


平均気温:沖縄・奄美でかなり高かった。一方、北日本で低かった。東・西日本では平年並だった。

降水量:東日本太平洋側と西日本でかなり多く、北日本と東日本日本海側、沖縄・奄美で多かった。

日照時間:西日本でかなり少なく、沖縄・奄美で少なかった。北・東日本では平年並だった。


年間の台風の発生数は平年並の27個(平年値25.6個)だったが、7月には8個(平年値3.6個)の台風が発生し、台風の統計を開始した1951年以降、7月の発生数としては1971年と並び最多となった。日本への接近数は平年より少ない8個(平年値11.4個)、日本への上陸数は、平年値2.7個より多い4個(第3号、第5号、第18号、第21号)だった。このうち、台風第21号は、上陸時の台風の大きさのデータがある1991年以降、超大型で日本に上陸した初めての台風だった。

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