気候系監視速報 ~気候系の診断情報~

 気象庁では、世界各地で起こった異常気象、それをもたらしたと考えられる大気大循環、海洋の状態等気候系を監視しています。これらの監視結果に基づき、月々の気候系の特徴をとりまとめた「気候系監視速報」を作成しています。
 なお、年間の異常気象・天候や気候系の特徴に関する総合的な情報は「気候変動監視レポート」をご覧ください。
※「気候系監視速報」と「大気の循環・雪氷・海況図表類」について、平年の期間を「1981~2010年」から「1991~2020年」に更新します。それぞれ、「気候系監視速報」は2021年5月号(2021年6月発表)から、「大気の循環・雪氷・海況図表類」は2021年5月19日から新しい平年値を使用します。

気候系の特徴(2021年4月)

  • 昨年夏から続いているラニーニャ現象は終息に近づいている(エルニーニョ監視速報No.344参照)。
  • 日本では気温は全国的に高かった。沖縄・奄美では、降水量がかなり少なく、日照時間が多かった。
  • ヨーロッパ南東部~北西部で異常低温、インドシナ半島西部~スマトラ島で異常多雨となった。
  • 太平洋赤道域の海面水温は、東部で顕著な負偏差だった。
  • 熱帯の対流活動は、平年と比べて、フィリピン付近~北太平洋熱帯域の日付変更線付近、ハワイの東、中米南部付近で活発、インド洋赤道域、大西洋赤道域~西アフリカで不活発だった。
  • 500hPa高度をみると、北太平洋~北米~ユーラシア大陸で波列パターンが明瞭となり、北太平洋北部、グリーンランドで正偏差、ヨーロッパ北東部で負偏差となった。
  • 200hPa風速をみると、亜熱帯ジェット気流は北アフリカ~南アジア北部で平年と比べて南寄りを流れ、中国東部では北へ蛇行した。北太平洋の偏西風は平年より弱かった。

気候系監視速報


<過去分:2007年3月~2021年3月>

2011年5月号から2021年4月号までは、平年の期間を1981~2010年として記述しています。
2011年4月号までは、平年の期間を1979〜2004年として記述しています。
2014年1月号まではJRA-25/JCDASによる大気循環場データに基づいて記述しています。


項目別の詳細情報

大気の循環・雪氷・海況図表類

関連情報

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