南極の気象(2019年12月)


1.概 況

12月は、低気圧や気圧の谷の影響を受ける日が多く、月間日照時間は平年より少なかった。
低気圧に向かって暖かい空気が流れ込んだ後に晴れた7日には日最高気温が5.1℃まで上がるなど、上旬の旬平均気温は平年よりかなり高くなった。
中旬から下旬は天気が周期的に変化し、発達した低気圧が接近した14日から15日にはB級ブリザードとなった。
旬平均気温は、中旬は平年並、下旬は平年より高くなり、月平均気温は平年より高くなった。

  ブリザード、カタバ風‥‥用語解説




2.気温、風向風速等の気候統計値

気温、風向風速等の気候統計値
平均気温-0.5℃平均湿度72%
最高気温5.1℃(7日)平均雲量7.4
最低気温-7.8℃(20日)日照時間351.1h
平均風速4.4m/s全天日射量28.6MJ/㎡
最多風向NE )雪日数10日
最大風速23.0m/s(NE 14日)霧日数0日
最大瞬間風速28.2m/s(NE 14日)平均気圧(海面)997.5hPa

数字の横についている記号の意味は「 データに付加する記号の意味」を参照してください。


3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値

日平均気温と日平均風速の推移

日平均気温と日平均風速の推移

データは こちら をご参照下さい。
月平均気温の累年値

月平均気温の累年値

データは こちら をご参照下さい。


4.大気の流れ



南半球月平均500hPa高度および平年偏差

南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。



5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について



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