台長ご挨拶

横浜地方気象台長からのご挨拶

みなさまの安心・安全のために

 横浜地方気象台のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 台長の前田緑朗(まえだろくろう)です。

 横浜地方気象台は、明治29(1896)年8月1日に神奈川県測候所として横浜市海岸通1丁目4番地に設立されました。 その後、関東大震災により被災、昭和2(1927)年11月1日に現在の山手町99番地に再建され、再建当時の建物は横浜市歴史的建造物に登録されています。

 横浜地方気象台が担当する神奈川県は、京浜地域の港湾エリア、自然豊かな山岳部の箱根や丹沢、観光地として名高い鎌倉や江の島など、 最新の都市と豊かな自然環境が併存し、観光資源にも恵まれています。気候的にも黒潮の影響を受け、概ね温暖な気候となっています。 一方で、令和元年房総半島台風では東京湾側の沿岸部で高潮や波浪の被害を、また令和元年東日本台風でも大雨や暴風などで大きな被害を受けるなど、 自然災害を受けやすいとも言えます。 特に、近年は地球温暖化の影響もあり、線状降水帯や台風に伴う大雨の被害が甚大さを増しています。

 また、今年は元日に能登半島地震が発生し、今も多くの被災者が厳しい暮らしを余儀なくされています。 ご存じのとおり神奈川県でも、過去に関東大震災や小田原地震をはじめとする地震による大きな災害に見舞われています。 この先も首都直下地震や南海トラフ地震が想定されており、また火山災害でも富士山噴火の影響を受けることが想定されています。

 こういった自然災害から身を守る、あるいは被害を軽減させるためには、日ごろからの備えが大切です。 横浜地方気象台では、自然災害による被害を防止・軽減し、神奈川県民のみなさまの安心・安全を確保するため、 気象、地震、火山などの防災気象情報の的確な提供や普及啓発活動など、 神奈川県、県内市町村、防災関係機関や報道機関と連携し、職員一丸となって地域に根差したきめ細かな取り組みを進めてまいります。

令和6年4月 横浜地方気象台長 前田 緑朗


市町村訪問の履歴

 神奈川県内の各市町村を訪問し、地域における防災力向上の取り組みの説明や災害をもたらすような大雨時等にその危機感を伝えるための連絡手段の確認を行うなど、首長との懇談を通して連携をより深める取り組みを行っています。


▶ 令和6年度

横浜地方気象台長