和歌山地方気象台長の山本です。平成7年(1995年)1月17日05時46分に発生したマグニチュード7.3、最大震度7の地震(平成7年兵庫県南部地震)から今年で29年です。
兵庫県南部地震以降、最大震度7を観測した地震は、平成16年(2004年)新潟県中越地震、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震、平成28年(2016年)熊本地震や平成30年(2018年)北海道胆振東部地震があり、甚大な災害が発生しています。そして、令和6年1月1日16時10分に発生した能登半島を震源とするマグニチュード7.6、最大震度7の地震(令和6年能登半島地震)により、甚大な災害が発生しました。気象庁も全力で被災地の支援に取り組んでいます。
日本は世界有数の地震大国であり、和歌山県においても切迫している南海トラフ地震など自然災害への備えを充実、強化していくことがますます重要になっています。和歌山地方気象台では、県民の皆さまの安全・安心を確保するため、職員一丸となって常に「情報を受けとる皆さまの視点」に立って、分かりやすい防災情報の提供や、解説に努めていきます。
また、気象庁ホームページには「災害から身を守る」と題し、地震、津波、そして台風や集中豪雨等から身を守る行動の具体例や、必要な知識習得のための資料や学習用教材などを掲載していますのでご活用ください。
〇気象庁ホームページ「災害から身を守る」
https://www.jma.go.jp/jma/menu/menuknowledge.html
令和6年1月17日
和歌山地方気象台長 山本 善弘