火山名 噴火浅根 火山の状況に関する解説情報 第2号
令和4年3月30日15時10分 気象庁

**(見出し)**
<噴火警報(周辺海域)が継続>
 3月30日15時までの噴火浅根の火山活動の状況についてお知らせしま
す。引き続き、周辺海域では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石
やベースサージ(横なぐりの噴煙)に警戒してください。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 気象衛星ひまわりの観測によると、噴火浅根(母島の南西約160kmに
ある海底火山)では、噴煙は27日23時30分頃から28日03時頃にか
けて海面上約7000mの高さで推移しましたが、その後は徐々に低下し、
28日14時20分には確認されなくなりました。
 海上保安庁が昨日(29日)実施した上空からの観測によると、噴火、変
色水及び浮遊物は確認されませんでした。

 噴火浅根では、引き続き海底噴火が発生する可能性がありますので、周辺
海域では警戒が必要です。

2.防災上の警戒事項等
 周辺海域では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石やベースサー
ジ(横なぐりの噴煙)に警戒してください。また、噴火による浮遊物(軽石
等)に注意が必要です。

 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。