ベヨネース列岩[べよねーすれつがん] Beyonesu (Bayonnaise) Rocks


北緯 31°55.1′   東経 140°01.3′  水深-50m (明神礁)(最浅部)
北緯 31°53′17″ 東経 139°55′04″ 標高 11m (ベヨネース列岩) (標高点・独自に計測)
ベヨネース列岩地図
明神礁の噴火写真

明神礁の噴火 昭和 27 年 9 月 23 日 小坂(1991)より

ベヨネース列岩写真

ベヨネース列岩 上空から 2002 年 9 月 4 日 海上保安庁作成



概要

 ベヨネース列岩は、3 個の烏帽子形の岩礁と数個の小岩礁からなり、海面下約1500m に基底をもつ海底火山のカルデラ(直径8km)の西縁で、玄武岩からなる。1952~1953 年に活動した明神礁(主にデイサイト)はベヨネース列岩の東約10km にあり、比高約300m の円錐状をなし、山頂に直径約600m の火口をもつ後カルデラ火口丘。玄武岩~デイサイトのSiO2 量は47.6~68.8 wt.% である。
 明神礁とベヨネース列岩の間に直径約8km のカルデラが存在し、その中央に最浅水深372mの中央火口丘がある。カルデラ底は環状に分布し、水深は1000m を越える。
 嘉永三年(1850 年)フランスの軍艦「ベヨネーズ」が江戸湾南方の火山島を調査した際に目撃したことから命名された。



噴火活動史

 各火山について、地質学的な研究によってわかっている有史以降の火山活動を記載した。



「概要」、「有史以降の火山活動」については日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)及び最近の観測成果による。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付している。詳しくは有史以降の火山活動についてを参照のこと。



噴火警報・予報、火山の状況に関する解説情報



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