火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報 第19号
令和8年8月28日16時00分 福岡管区気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月24日から28日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせします。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 阿蘇山では、火山性微動の振幅は概ね小さい状態で推移していますが、昨
日(27日)19時頃から一時的に中岳西山腹観測点南北動成分の1分間平
均振幅が1.5マイクロメートル毎秒を超え、やや大きな状態となりました
。本日(28日)15時時点では1マイクロメートル毎秒程度で推移してい
ます。
 
 中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上900mまで上がりまし
た。
 
 GNSS連続観測では、2026年5月頃から、草千里を挟む基線及び広
域の基線において、草千里付近の深部にあると考えられるマグマだまりへの
マグマの蓄積を示唆する伸びが認められています。
 
 阿蘇山では、火山性微動の振幅が増大するなど、火山活動に変化が認めら
れていることから、中岳第一火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火
が発生する可能性があります。

2.防災上の警戒事項等
 中岳第一火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す
る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、31日(月)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。