火山名 十勝岳 火山の状況に関する解説情報 第18号
令和8年8月28日16時00分 札幌管区気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 十勝岳では、火山活動の活発な状態が継続しています。今後も62ー2火
口から概ね1.5kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性がありま
す。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 8月6日以降、噴火の発生はありません。

 26日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日
あたり1000トン(前回7月24日、2300トン)でした。

 62ー2火口及び振子沢噴気孔群付近では、噴煙・噴気の高さの増大、発
光現象の多発、振子沢噴気孔群の高温化など熱活動が高まった状態が続いて
います。
 3月以降、山体付近のやや深部の膨張を示す地殻変動が継続し、4月以降
は火山ガス(二酸化硫黄)放出量の増加や62ー2火口付近及びその周辺の
地震活動のやや活発化が認められており、振幅の大きな火山性地震も時折観
測されています。

 十勝岳では、引き続き火山活動が高まった状態であり、今後も62ー2火
口から概ね1.5kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性がありま
す。

2.防災上の警戒事項等
 62ー2火口から概ね1.5kmの範囲では、噴火に伴い弾道を描いて飛
散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体などの指示に従って危険
な地域には立ち入らないでください。
 風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがある
ため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、9月4日(金)16時00分頃に発
表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。