火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報 第16号
令和8年8月19日16時00分 福岡管区気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 8月17日から19日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせします。
 阿蘇山では、中岳第一火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発
生する可能性があります。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 阿蘇山では、火山性微動の振幅が概ね大きな状態で経過していましたが、
昨日(18日)03時頃に低下し、その後は小さな状態で推移しています。

 17日に気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施した現地調査では、
火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は1000トンでした。また
、本日(19日)実施した現地調査では1200トンと、14日(2700
トン)と比べて減少しました。

 中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上300mまで上がりまし
た。
 
 GNSS連続観測では、2026年5月頃から、草千里を挟む基線及び広
域の基線において、草千里付近の深部にあると考えられるマグマだまりへの
マグマの蓄積を示唆する伸びが認められています。

 阿蘇山では、火山性微動の振幅が増大するなど、火山活動に変化が認めら
れていることから、中岳第一火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火
が発生する可能性があります。

2.防災上の警戒事項等
 中岳第一火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す
る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、21日(金)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。