火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報 第14号 令和8年8月15日16時00分 福岡管区気象台 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 阿蘇山では、火山性微動の振幅が増大し、概ね大きな状態で経過していま す。また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が急激に増加しており、火山活 動が引き続き高まっていることから、中岳第一火口から概ね2kmの範囲に 影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 阿蘇山では、12日19時頃から本日(15日)にかけて、火山性微動の 振幅が概ね大きな状態で経過しています。昨日(14日)15時過ぎから本 日02時過ぎにかけてはさらに大きくなり、中岳西山腹観測点南北動成分の 1分間平均振幅が4マイクロメートル毎秒を超えました。本日03時頃から は4マイクロメートル毎秒を下回り、15時時点で2.5マイクロメートル 毎秒程度で推移しています。 中岳第一火口では、昨日から本日にかけて、白色の噴煙が最高で火口縁上 900mまで上がりました。 GNSS連続観測では、2026年5月頃から、草千里を挟む基線及び広 域の基線において、草千里付近の深部にあると考えられるマグマだまりへの マグマの蓄積を示唆する伸びが認められています。 阿蘇山では、火山活動が引き続き高まっていることから、中岳第一火口か ら概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。 2.防災上の警戒事項等 中岳第一火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお それがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。 次の火山の状況に関する解説情報は、17日(月)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。