火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第12号
令和8年8月14日15時00分 福岡管区気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 阿蘇山では、火山性微動の振幅が増大し、大きな状態で経過しています。
また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が急激に増加しており、火山活動が
高まっています。今後、火山活動がさらに高まった場合は、噴火警戒レベル
2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げる可能性があります。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 阿蘇山では、12日19時頃から火山性微動の振幅が増大し、中岳西山腹
観測点南北動成分の1分間平均振幅が3マイクロメートル毎秒を超えて大き
な状態で経過しています。
 
 本日(14日)実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量
が1日あたり2700トンと、2000トンを超えて急増していることを確
認しました(前回6日、1200トン)。
 
 GNSS連続観測では、2026年5月頃から、草千里を挟む基線及び広
域の基線において、草千里付近の深部にあると考えられるマグマだまりへの
マグマの蓄積を示唆する伸びが認められます。
 
 阿蘇山では、火山活動がさらに高まる可能性がありますので、今後の火山
活動に関する情報に注意してください。

2.防災上の警戒事項等
 中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す
る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、15日(土)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。