火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報 第11号
令和8年8月13日11時00分 福岡管区気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 阿蘇山では、昨日(12日)19時頃から火山性微動の振幅が増大してい
ます。中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛
散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 阿蘇山では、昨日(12日)19時頃から火山性微動の振幅が増大し、中
岳西山腹観測点南北動成分の1分間平均振幅は、本日(13日)10時時点
で4マイクロメートル毎秒を超えて推移しています。
 
 中岳第一火口では、火山性微動の振幅増大以降、白色の噴煙が最高で火口
縁上600mまで上がるのを観測しています。
 
 GNSS連続観測では、2026年5月頃から、草千里を挟む基線及び広
域の基線において、草千里付近の深部にあると考えられるマグマだまりへの
マグマの蓄積を示唆する伸びが認められます。
 
 阿蘇山では、火山性微動の振幅が大きくなっており、中岳第一火口から概
ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

2.防災上の警戒事項等
 中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す
る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、14日(金)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。