火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報 第10号
令和8年8月7日16時00分 福岡管区気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 7月31日から8月7日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせします
。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 阿蘇山では、火山性微動の振幅は概ね小さい状態で経過しています。
 
 中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上700mまで上がりまし
た。
 
 5日に実施した現地調査では、中岳第一火口底に灰白色の湯だまりを確認
しました。湯だまり量は、約6割で前回(7月23日7割)と比べて減少し
ていました。また、湯だまり内で、高さ数m程度の小規模な土砂噴出及び噴
湯を確認しました。
 
 昨日(6日)に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量
は1日あたり1200トン(前回(7月28日)700トン)とやや多い状
態でした。
 
 GNSS連続観測では、2026年5月頃から、草千里を挟む基線及び広
域の基線において、草千里付近の深部にあると考えられるマグマだまりへの
マグマの蓄積を示唆する伸びが認められます。
 
 阿蘇山では、火山性微動の振幅が一時的に増大するなど、火山活動に変化
が認められていることから、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及
ぼす噴火が発生する可能性があります。

2.防災上の警戒事項等
 中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す
る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、14日(金)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。