火山名 口永良部島 火山の状況に関する解説情報 第16号
令和8年7月28日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 新岳火口及び古岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描い
て飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、西側は新岳火
口から概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 口永良部島では、古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震は概
ね多い状態で経過しています。新岳火口付近の浅いところを震源とする火山
性地震は少ない状態で経過しています。
 
 本日(28日)、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が山麓で実施した
現地調査では、新岳及び古岳の噴煙の状況に特段の変化は認められませんで
した。
 
 東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁
が26日に実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あ
たり30トンと少ない状態でした。
 
 現地調査及び地殻変動観測では、特段の変化は認められておりませんが、
火山性地震が増加しており、火山活動が高まっていますので、新岳火口及び
古岳火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。

2.防災上の警戒事項等
 新岳火口及び古岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描い
て飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、西側は新岳火
口から概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、31日(金)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。