火山名 口永良部島 火山の状況に関する解説情報 第5号
令和8年6月15日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 口永良部島では火山性地震が一時的に増加しましたが、その後減少傾向が
みられています。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 口永良部島では、5月29日から主に古岳付近の浅いところを震源とする
火山性地震が一時的に増加しましたが、9日頃から減少傾向がみられていま
す。火山性地震は本日(15日)15時までの前10日間で44回発生して
います。

 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり100トンを下回り、少
ない状態で経過しています。

 11日及び12日に山麓で実施した現地調査では、新岳及び古岳の噴煙や
各火口周辺の地熱域の状況に特段の変化は認められませんでした。

 遠望観測及び地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。

 これらのことから火山活動に活発化の兆候は認められませんが、山体の浅
いところを震源とする火山性地震がやや多い状態で経過していますので、今
後の火山情報に留意してください。

2.防災上の警戒事項等
 活火山であることから、新岳及び古岳の火口内では、火山灰等が噴出する
可能性があります。また、新岳西側割れ目等の地熱域では、高温の噴気や火
山ガス等に注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 今回の火山活動の状況の変化に伴い発表していた一連の火山の状況に関す
る解説情報の発表はこれで終了します。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。