火山名 雌阿寒岳 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第27号
令和8年5月18日16時00分 札幌管区気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 雌阿寒岳では、火山活動のさらなる活発化は認められなくなりましたが、
引き続き、ポンマチネシリ火口から約500mの範囲に影響を及ぼす噴火の
可能性があります。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 雌阿寒岳では、10日頃からポンマチネシリ火口付近を震源とする火山性
地震が増加していましたが、14日夕方以降は減少傾向となっており、火山
活動のさらなる活発化は認められていません。
 5月10日以降のポンマチネシリ火口付近を震源とする火山性地震の発生
状況は、次のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変
更することがあります。

             火山性地震
  5月10日        25回
    11日        28回
    12日        70回
    13日       237回
    14日       202回
    15日        93回
    16日        70回
    17日        67回
    18日15時まで   28回

 2025年9月から観測されている、ポンマチネシリ火口方向が緩やかに
上がる傾斜変動は、5月9日頃から火口方向が下がる変化に転じていますが
、火口付近浅部は引き続き膨張した状態と考えられます。

 ポンマチネシリ96ー1火口の噴煙活動は引き続き活発な状態で、15日
から18日までの高さは最大で200mを観測しています。

 雌阿寒岳では、火山活動のさらなる活発化は認められなくなりましたが、
今後もポンマチネシリ火口から約500mの範囲に影響を及ぼす噴火の可能
性があります。

2.防災上の警戒事項等
 ポンマチネシリ火口から約500mの範囲では、噴火に伴い弾道を描いて
飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体などの指示に従って危
険な地域には立ち入らないでください。
 風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがある
ため注意してください。

 今回の地震活動の活発化に伴い発表していた一連の火山の状況に関する解
説情報(臨時)の発表はこれで終了します。
 次の火山の状況に関する解説情報は、22日(金)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。