火山名 桜島 火山の状況に関する解説情報 第34号
令和8年4月13日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 4月10日から13日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南
岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な
火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 桜島では、噴火活動が活発となっています。
 
 南岳山頂火口では、期間中噴火が6回発生し、うち3回が爆発でした。弾
道を描いて飛散する大きな噴石は最大で7合目(南岳山頂火口から約120
0m)まで達しました。11日12時04分の爆発では、噴煙は火口縁上3
400mまで上がりました。
 
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 両火口で、火映は観測されていません。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動が時々発生しまし
た。
 
 島内の傾斜計及び伸縮計では、期間中、山体膨張及び噴火活動に伴う収縮
と考えられる地殻変動を繰り返し観測しました。
 
 GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)を挟む基線で長期
にわたり姶良カルデラの地下深部の膨張を示す緩やかな伸びがみられていま
す。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわ
たり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態
であることから、今後も噴火活動が継続すると考えられます。今後の火山情
報に注意してください。
 
 火山性地震、爆発の回数は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は
速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震   爆発
   4月10日       35回   0回
     11日        6回   1回
     12日       10回   1回
     13日15時まで  11回   1回

2.防災上の警戒事項等
 南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を
描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るた
め注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため
注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生
する可能性がありますので留意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、17日(金)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。