火山名 浅間山 火山の状況に関する解説情報 第29号
令和8年4月10日16時00分 気象庁

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 6日から10日15時までの浅間山の火山活動の状況についてお知らせし
ます。引き続き、山頂火口から概ね2kmの範囲では、大きな噴石や火砕流
に警戒してください。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 今期間、火山性地震の日回数(速報値)は、やや少ない状態で経過し、6
日25回、7日30回、8日28回、9日32回、10日15時までに29
回でした。また、8日に実施した火山ガス(二酸化硫黄)観測では、1日あ
たりの放出量は100トン(前回3月16日90トン)でした。
 火山性地震は、2025年7月頃から減少が続いており、1日あたりの地
震回数は本年3月下旬頃から前1ヶ月平均で概ね30回程度となっています
。山体の西側での膨張を示すと考えられる傾斜変動は、2024年5月以降
停滞しています。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、2025年6月頃か
ら次第に減少し、同年12月頃から2023年3月以前の水準に概ね戻って
います。
 このように3月下旬頃から噴火警戒レベル2の判定基準を上回る現象が観
測されなくなってきています。

2.防災上の警戒事項等
 山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大
きな噴石や火砕流に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な
地域には立ち入らないでください。
 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降る
おそれがあるため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、13日(月)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。