火山名 焼岳 火山の状況に関する解説情報 第22号
令和8年3月4日14時10分 気象庁

**(見出し)**
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 想定火口域から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなり
ました。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 焼岳では、山頂付近を震源とする微小な火山性地震が1月25日から増加
し、山頂方向上がりのわずかな傾斜変動が観測されました。その後、火山性
地震は少ない状況が続いており、火山活動によるとみられる傾斜変動も認め
られていません。また、山頂付近の噴気の状況に特段の変化は認められませ
ん。

 これらのことから、焼岳の火山活動は低下しており、想定火口域から概ね
1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと判断し、本日(4
日)14時00分に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制
)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

 GNSS連続観測では、山頂付近での緩やかな膨張を示すと考えられる長
期的な変化が続いています。また、山頂付近の微小な地震活動は継続してお
り、焼岳周辺では数年おきに震度1以上を観測する地震を含む活発な地震活
動がみられることから、中長期的に焼岳の火山活動は高まってきていますの
で、今後の火山活動の推移に注意が必要です。

2.防災上の警戒事項等
 山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガス等が噴出する可能性
があります。登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメッ
トを着用するなどの安全対策をしてください。また、噴気地帯にはとどまら
ないでください。

 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。