火山名 雌阿寒岳 火山の状況に関する解説情報 第10号
令和8年3月2日11時00分 札幌管区気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 雌阿寒岳では、火山活動の活発な状態が継続しています。今後もポンマチ
ネシリ火口から約500mの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 3月1日21時11分頃に振幅が小さく継続時間が約5分の火山性微動が
発生しました。火口近傍の阿寒富士北2観測点の傾斜計では、火山性微動に
伴いわずかな傾斜変動を観測しました。
 火山性微動の発生は2月27日以来です。
 火山性微動の発生後、一時的にポンマチネシリ火口付近を震源とする火山
性地震が増加しましたが、その後は少なく経過しています。
 なお、火山性微動の発生前後で火口周辺や噴煙の状況に特段の変化はなく
、10時現在ポンマチネシリ96ー1火口の噴煙は白色で南東に流れていま
す。

 2025年9月12日の火山性微動発生以降、ポンマチネシリ火口付近浅
部の膨張した状態が続いており、ポンマチネシリ96ー1火口の噴煙は活発
な状態が継続しています。
 また、ポンマチネシリ火口付近の火山性地震は、2025年12月以降、
概ね少ない状態の中で増減を繰り返しながら推移しています。

2.防災上の警戒事項等
 ポンマチネシリ火口から約500mの範囲では、噴火に伴い弾道を描いて
飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体などの指示に従って危
険な地域には立ち入らないでください。
 風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがある
ため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、6日(金)16時頃に発表の予定で
す。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。