火山名 口永良部島 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第15号 令和7年4月15日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 口永良部島では、火山性地震が増加しています。火山活動がさらに高まっ た場合は、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周 辺規制)に引き上げる可能性があります。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 口永良部島では、古岳火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が増 加し、やや多い状態が継続しています。火山性地震は、本日(15日)15 時までの前10日間で87回発生しています。 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり100トンを下回り、検 出限界を下回る日も時々みられるなど少ない状態で経過しています。 監視カメラによる観測及び地殻変動観測では、特段の変化は認められてい ません。 火山性地震が増加していることから、火山活動がさらに高まる可能性があ ります。今後の火山活動に関する情報に注意してください。 2.防災上の警戒事項等 活火山であることから、新岳及び古岳の火口内では、火山灰等が噴出する 可能性があります。また、新岳西側割れ目等の地熱域では、高温の噴気や火 山ガス等に注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。 次の火山の状況に関する解説情報は、16日(水)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。