火山名 焼岳 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第34号 令和6年7月8日16時00分 気象庁 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 焼岳では、山頂付近を震源とする火山性地震のやや多い状態が続いていま す。今後さらに増加した場合、噴火警戒レベル引上げの可能性があります。 今後の情報に注意してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 焼岳では、山頂付近を震源とする火山性地震のやや多い状態が続いていま す。6月28日から7月7日までの10日間の火山性地震の合計回数が56 回となっています。火山性地震の日回数は、7月5日0回、6日5回、7日 4回、本日(8日)は15時までに1回です(いずれも速報値)。 GNSS連続観測では、長期的に山頂付近の緩やかな膨張を示すと考えら れる変化が続いており、5月末頃からその変化率に増加傾向がみられます。 今後、火山性地震が増加した場合、噴火警戒レベル引上げの可能性があり ます。今後の火山に関する情報に注意してください。 2.防災上の警戒事項等 山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガス等が噴出する可能性 があります。登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメッ トを着用するなどの安全対策をしてください。また、噴気地帯にはとどまら ないでください。 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(水)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。