火山名 焼岳 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第18号 令和6年6月18日16時00分 気象庁 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 焼岳では、山頂付近を震源とする火山性地震の多い状態が続いています。 今後さらに増加した場合、噴火警戒レベル引上げの可能性があります。今後 の情報に注意してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 焼岳では、山頂付近を震源とする火山性地震の多い状態が続いています。 6月8日から17日までの10日間の火山性地震の合計回数が69回となっ ています。火山性地震の日回数は、6月15日11回、16日8回、17日 0回、本日(18日)は15時までに6回です(いずれも速報値)。 GNSS連続観測では、長期的に山頂付近の緩やかな膨張を示すと考えら れる変化が続いています。 今後、火山性地震がさらに増加した場合、噴火警戒レベル引上げの可能性 があります。今後の火山に関する情報に注意してください。 2.防災上の警戒事項等 山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガス等が噴出する可能性 があります。登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメッ トを着用するなどの安全対策をしてください。また、噴気地帯にはとどまら ないでください。 次の火山の状況に関する解説情報は、19日(水)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。