火山名 焼岳 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第13号 令和6年6月13日16時00分 気象庁 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 焼岳では、山頂付近を震源とする火山性地震の多い状態が続いています。 今後さらに増加した場合、噴火警戒レベル引上げの可能性があります。今後 の情報に注意してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 焼岳では、山頂付近を震源とする火山性地震の多い状態が続いています。 6月3日から12日までの10日間の火山性地震の合計回数が58回となっ ています。火山性地震の日回数は、6月10日10回、11日5回、12日 3回、本日(13日)は15時までに4回です(いずれも速報値)。 11日から13日にかけて実施した気象庁機動調査班(JMA-MOT) による現地調査では、山頂付近の噴気及び地熱の状況に特段の変化は認めら れませんでした。 GNSS連続観測では、長期的に山頂付近の緩やかな膨張を示すと考えら れる変化が続いています。 今後、火山性地震がさらに増加した場合、噴火警戒レベル引上げの可能性 があります。今後の火山に関する情報に注意してください。 2.防災上の警戒事項等 山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガス等が噴出する可能性 があります。登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメッ トを着用するなどの安全対策をしてください。また、噴気地帯にはとどまら ないでください。 次の火山の状況に関する解説情報は、14日(金)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。