火山名 焼岳 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第8号 令和6年6月8日16時00分 気象庁 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 焼岳では、山頂付近を震源とする火山性地震の多い状態が続いています。 今後さらに増加した場合、噴火警戒レベル引上げの可能性があります。今後 の情報に注意してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 焼岳では、山頂付近を震源とする火山性地震の多い状態が続いています。 5月29日から6月7日までの10日間の火山性地震の合計回数が80回と なっています。火山性地震の日回数は、6月5日5回、6日4回、7日14 回、本日(8日)は15時までに1回(速報値)です。 GNSS連続観測では、長期的に山頂付近の緩やかな膨張を示すと考えら れる変化が続いています。 今後、火山性地震がさらに増加した場合、噴火警戒レベル引上げの可能性 があります。今後の火山に関する情報に注意してください。 2.防災上の警戒事項等 山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガス等が噴出する可能性 があります。登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメッ トを着用するなどの安全対策をしてください。また、噴気地帯にはとどまら ないでください。 次の火山の状況に関する解説情報は、9日(日)16時頃に発表の予定で す。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。